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Sortie amicale 交流会(9)深川散策 2016年6月14日

7月 1st, 2016
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P6142368 Etang et pavillon

谷中や浅草は下町情緒あふれた町として日本人だけでなく外国人にも人気のスポット。ところが隅田川を挟んで東側に位置する深川はというと、みなさんあまりピンと来ない様子。近年はアーティストが住みついたり、ギャラリーが増えたり、アメリカ発祥のBlue Bottleという日本にまだ2店舗しかないコーヒーショップがこのエリアにあるということで少し知名度があがっていますが「や~、そこは行ったことがないですねェ。」という人がまだまだ多いのが現実。そこで今回はこの深川の魅力を探る散策を計画。6人のフランス人と5人の日本人が集まってくれました。
まず、「清澄白河」駅に集合。ここは、半蔵門線、都営大江戸線の2線が入っている上に、少し北側には都営新宿線「森下」駅、南には大江戸線と東西線の入った「門前仲町」駅があります。東側には東西線「木場」駅も徒歩圏内にあります。深川がこんなに交通の便のいい所だというのも今回知った次第です。「木場」という名前の通り、江戸時代には町を縦横に流れる運河に隅田川から木材ばかりでなくいろいろな生活必需品が入ってきて、相当な賑わいを見せていたようです。今はそんな面影はなく、日中は人通りも少なく、運河沿いのコンクリートのアパートのベランダに布団がのどかに干されている風景ばかりが目につきます。
まず清澄庭園の裏側(道路に面した通り沿い)に建つ清澄長屋を見学。清澄庭園の森を背負って建つこの古い建物は、関東大震災の後建てられ、戦時中はこの深川一体が空襲で焼かれたときも、生き残ったというツワモノ。表参道の同潤会のアパートは取り壊されてしまったけれど、こちらはまだ住人もいて何とか頑張っている様子。古いものがどんどん取り壊されてガラスやコンクリートの冷たいビルに変わっていく東京の街で、是非生き残っていてほしい建物です。

P6142365 heron

池の松の上で私たちを迎えるアオサギ

清澄庭園ではガイドの方が待っていてくれました。(平日は要予約)やはりガイドの方の説明があるのとないのとでは全然面白さが違います。庭園の意匠など詳しく聞けて脳細胞がピチピチ騒ぐのを感じます。大きな池を中心に水辺を散策しながら、様々に変わる景観を楽しむように造園されています。庭園入口にある巨大な「つくばい」の石は黒色ですが、もともとはごま塩色の石だったとか。戦争中の空襲で焼けて黒くなってしまったそうです。火の勢いが目に浮かびます。恐ろし!!
P6142366 traverser l'etang(2)
圧巻は「磯渡り」。池のほとりに飛び石のように並べられた巨大な石の上を渡るときです。(この清澄庭園の所有者だった三菱財閥の岩崎弥太郎はとにかく岩が大好きだったそうで、全国から珍しい岩を運ばせ、庭園のそこかしこに使用しています。中にはその岩ひとつで家が一軒たつほどの高価なものもあるそうです。)池のほとりの岩を歩いていると、すぐ足元まで巨大な鯉が口をパクパクさせて近づいてきます。亀の数も半端ではなく、二段三段に重なって甲羅干しをしているのやら、見るのもうんざりというくらいたくさんいます。中にはなんとスッポンまで岸辺に上がってきてガーッと口を開けています。

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池を半周すると、菖蒲園があります。菖蒲祭り開催中でしたが、今年はすでに見ごろを過ぎ、花もまばらでちょ残念でした。ただ、広々とした広場になっていて、桜の木もあり、春には格好のお花見スポットになりそうです。戦時中の大空襲でこの一帯は焼け野原になったそうですが、この庭園に逃げ込んだ人たちは奇跡的に戦火から逃れることができ、1万人もの人が救われたそうです。この大きな池のお陰で火の手を食い止めることができたのでしょうか。清澄庭園のボランティアガイドは土日と祝日、午前と午後に一回ずつ行われています。私たちは人数が多かったので特別平日でしたがガイドをお願いすることができました。目の前の黒く焦げたツクバイとガイドさんの説明が戦争の恐ろしさを教えてくれます。これは後世にまで伝えていかなければいけませんね。ボランティアガイドの竹内様、すばらしいガイドをありがとうございました。

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さて、そのあとは相撲部屋の集まっている深川稲荷神社周辺を少し歩きました。昼時で部屋はどこも稽古も終わり静かでしたが、時折湯あみをしたのか上半身裸のお相撲さんが外で涼んでいたり、ジャージ姿で自転車に乗ってどこかへ出かけていく姿がありました。ちゃんこを食べて全員お昼寝というわけでもないのですね。そのあと、深川江戸資料館へ回ると、なんと閉館!!月曜日が休館だとうことは調べてあったのですが、火曜日というのにしまっています。「メンテナンスのため休館」と張り紙があり大ショック。でも皆さん、「また深川にくる理由ができたから大丈夫。」「お腹がすいたからごはんにしましょ。」と優しいこと。そこで資料館近くの「釜匠」へ。

あさりと出汁がたっぷりの深川どん

あさりと出汁がたっぷりの深川どん

ここは3階まで席があり、2階と3階は畳でちょっと座り辛いながら、予約をしなくても11人が同じ部屋に入れました。もちろん、「深川めし」か「深川どん」。深川どんはあさりの出汁がきいたスープがかかっていて、生卵をかきいれながらいただきます。生卵の苦手なフランス人は皆さん、深川めしを注文。あさりの量がすごい。あさりの間からごはんがのぞいているといってもいいくらい、どっさりあさりがはいっています。しかもふっくらと炊き上がっていておいしい。ただ、ごはんの量も半端ではなく多いです。テーブルにはお漬物やラッキョウの容器が置いてあって、好きなだけいただけます。とても良心的な店です。申し訳ないことにご飯を残してしまいました。お腹一杯になりました。ごちそうさまです。店を出て、次の散策の道を相談。日本人の方々はアメリカから上陸した「Blue Bottle」へ是非行ってみたいということで、食後のコーヒーが大好きなフランス人もそろってブラブラと散歩を続行。ほとんど人が歩いていない通りを行くと、先の方にそこだけいやに人が集まっている一角が出現。細長い倉庫のような建物の奥に巨大な銀色に光る機械が鎮座しているお目当てのBlue Bottle。どこからこれほどの人が湧いてきたのかと思うほど、次から次へと人がやってきます。その割には着席できる席が少ないという印象。テイクアウトするお客さんも結構います。壁の高いところに縦長にメニューボードがありますが、表記はアルファベットだけ。冷たい飲み物…と探すとLimonadeとありますが、なんとすべてコーヒーでフレーバーのことでした。店内の巨大マシーンで焙煎をやっているのがまるで工場のようでちょっと面白い。店員さんもカウンターにずらりと並んでコーヒーを淹れています。味もおいしい。いかにもアメリカらしく、店構えからコーヒーの提供の仕方までThat is a show !という感じです。欲を言えばもう少し座ってゆっくりコーヒーを楽しめる席を増やしてほしい。バックヤードにもまだスペースがありそうでしたし…。リンクを貼っておきますので詳細はそちらからご覧になってみてください。

 

https://bluebottlecoffee.jp/cafes/kiyosumi

Blue Bottleを出て運河沿いにプラプラ歩いていくと、清澄庭園の南側に出てしまいました。つまり清澄庭園から深川江戸資料館、Blue Bottleをぐるっと回って、振出に戻ったわけです。案外コンパクトにまとまった町です。もう少し時間があれば隅田川にでて遊歩道を歩き、松尾芭蕉の史跡記念公園まで行き、芭蕉が奥の細道へと旅立ったとされる所を訪れるのも一興でしたが、そろそろフランス人マダムたちはお子様たちのスクールバス到着時間が近づいてきたので、本日はここまでとなりました。小さなエリアをじっくり4時間以上かけて散策しましたが、考えてみればいろいろな店の前で立ち止まり、歩き出してはまたハタと歩みを止めておしゃべりが始り、「牛歩」の散策でしたが、深川をディープに味わえた一日となりました。(完)

P6142385 balade dans le quartier Fukagawa

交流会

Sortie amicale 交流会(8)皇居参観 2016年3月11日

3月 15th, 2016
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P3112165 kokyo iriguchi

皇居の東御苑を訪れた方はかなりいらっしゃると思いますが、インターネットから皇居の内側の敷地を参観申し込みできることをご存知の方はあまり多くないかもしれません。今回は宮内庁が行っている皇居参観に参加いたしました。総勢16人(外国人10人、日本人6人)が午後13:30開始の参観のために桔梗門前に集合。今日は2月初めに舞い戻ったような寒さで、冷たい小雨もパラつく天気。前の日には雪がふるかもしれないという天気予報でしたので、大雨でもない雪でもないこの天候に感謝しなければ…なのですが、本当に寒いのです。ブルッ!集合時間の1時10分になってもまだ5人くらいの参加者が到着していません。全員揃わないと中に入れないので、みんなフードを被っ たりして、寒さに青ざめた顔で待たされています。大手町駅の地下でかなりの人が道に迷ったようです。最後の一人の到着を待たずとにかく中へ入れてもらいました。最後の一人は、宮内庁の職員の方が名簿を預かり、身分証明書でチェックして入れてくれることになりました。門を入ってすぐ右手の建物の中で、外国人用のイヤホンガイドを受け取ったり、売店で菊のご紋のはいったお菓子やグッズのお土産を買っているうちに最後の一人も到着。ビデオでの参観コースなどの説明を館内でしているのですが、日本語がわからないこともあってフランス人たちは売店入口でおしゃべり。もちろん声を落としてはいましたが。

 

宮内庁正面玄関

ホッと息つく間もなく、いよいよ参観のため冷え冷えとした皇居の庭へ出ていきます。私たちの他にもたくさんの日本人や外国人が参加しています。100人ぐらいはいるのではないでしょうか。私たちのグループは最後尾につきました。そのあとから宮内庁の職員の方が二人ほどついてスタート。列の前のほうでスピーカーを持った職員の方が要所要所で説明しているのですが、遠くて聞き取れません。後尾についた職員の方にいちいちイヤホンガイドの番号を確認して、「今は3番と4番」などと知らせてまわります。

皇居内の橋の向こうにオフィス街の摩天楼

皇居内の橋の向こうにオフィス街の摩天楼

一般人が参観できるのは皇居敷地の一部だけで、2重橋の奥にはさらに天皇の居住敷地が広がっています。生憎の天候ではありますが、静かな皇居の森から皇居広場、その奥にそびえたつ丸の内街の摩天楼を望む景色は、一般人にはなかなか見られない光景です。天皇の視界とはこんなものかと思います。「民よ、朝から晩までご苦労である」と日々感慨をもってご覧になっているのでしょうか。

参賀に使われるバルコニーは意外と低い

参賀に使われるバルコニーは意外と低い

一般参賀のニュースでよく見る天皇ご一家が居並ぶバルコニーのある宮殿は、意外にも低層の造りで、すぐ目の高さにバルコニーがあるのです。この宮殿ができる前は、宮内庁の建物のバルコニーから挨拶されていたということですので、まさに現代の天皇は国民の目の前に降りていらしたといえます。帰路、庭園の植え込みに白い帽子をかぶった一団が整列して参観者たちに手を振っています。「あの人たちは誰??」とフランス人。「皇居の庭園をお掃除するボランテイアのグループ」と説明したら、「天皇のファンクラブ?」と返ってきました。フランスにも革命後も「王室のファンクラブ」というのがあるそうですが、こんなに組織的に大人数ではないので「すごい」と言って目を見張っていました。一人のフランス人マダムが大声で彼らに「ガンバッテクダサ~イ!!」と声をかけたら、あちらからもヤンヤの拍手と笑いがかえってきました。

関東大震災でも富士見櫓の石垣は崩れなかった。

富士見櫓の説明で「昔、将軍はここから富士山を眺めていたのでこの名前がついた」と聞いたあるフランス人は「あら、私は毎日自分のマンションの窓から富士山を見てるわ。」なんでも高層マンションの21階にお住まいだとか。日本人と外国人とでは興味の視点がちょっと違うところもあったかもしれませんが、とにかくも寒~い参観を終えてやれやれ。

 

P3112161 Wadakura mon funsui kouen restaurant

和田倉噴水公園レストラン

数人の方を除いてほとんどの参加者はこのあと暖を取りに喫茶店へ直行しました。桔梗門から徒歩5分ほどのところにある「和田倉噴水公園レストラン」、ここはパレスホテル直営のレストランで、大きな開口部のガラス窓は皇居と噴水公園に面していて、天井も高く、開放感があります。席数も多いので、10人くらいでも席を作ってもらえました。ランチタイムにはビュッフェでかなりの客が入っていたようですが。皇居散策のあとのティータイムにはお勧めです。温かいカップを両手で包んで皆さま、「温まるわ~」とやっとホッとした表情になりました。遅刻者続出とあまりの寒さに今回は集合写真を撮りそこないました。皆さま、風邪をひかないように気を付けてお帰りくださいね。

 

後記:

今回は参加者の方々の写真がない代わりに、皆さまの声を載せておきます。

寒がり、冷え性で霜焼け症の私には流石に寒かったですが、お蔭さまで風邪も引く事無く楽しむことが出来ました。こういう機会でも無いと皇居など行く事無いのでとても良い機会でした。又楽しい企画を楽しみにしております。(Madame T.)

生憎の寒空の中での皇居散策でしたが、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。鎌倉で一緒だったフランス人 の方もいらして、かなりデタラメなフランス語でのおしゃべりもできて楽しかったです!(Madame I.)

おかげさまで、楽しい散策となりました。皆さん楽しい方達で、あまり通じないながらも、十分楽しむことができました。( Madame W.)

Merci beaucoup à vous d’avoir organisé cette sortie qui nous a permis de prendre l’air même si le temps était maussade. Non pas de souci je n’ai pas pris froid, il est vrai que la boisson chaude que nous avons partagée après dans le café était la bienvenue ! ( Madame R. )

 Comme d ‘habitude j ai passé un très bon moment avec vos amis d IBS! L’ Empereur a beaucoup de chance avec ce bel espace au coeur de la capitale. (Madame H.)

 

 

交流会

Sortie amicale 交流会(7)荒川都電の小旅行 2015年6月11日

6月 17th, 2015
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いや~、「晴れ女」なんですね。皆様。梅雨入りしたというのに太陽がカンカンと照りつけて暑いこと。でも傘片手の散策よりは10倍いいには違いありません!!
今回は荒川都電に乗って東京の町を散策します。帰国が決まったマダムたちとのお別れ会も兼ねましたので、その生徒さんたちも集合。フランス人8人、日本人8人、総勢16人の団体様です。こんな大人数で行動しないフランス人ですが、今日ばかりは立派に団体行動をとっていました。
まず日比谷線「三ノ輪」駅に集合。でもやっぱりフランス人。15分ほど遅れて到着したフランス人が2名。駅入り口に金髪、茶髪、黒髪が入り乱れてたむろして、ペチャクチャおしゃべりに花が咲き、地下鉄利用の他のお客さんには結構ご迷惑だったに違いありません。

P6111681 ticket pour une journee全員揃ったところで都電駅「三ノ輪橋」に向けて出発。アリの行列よろしくゾロゾロと、しかもすごいことは黙って歩いている人がいないのです。10分ほど歩くと、ありました。都電の小さな駅が。「キップはどこ???」と皆様お探しに。キップは電車の中で運転手さんから買うのですが何しろ16人です。運転手さん曰く、一日乗車券が2枚しかないということで、途中の荒川車庫前で調達してくれることになりました。電車に乗ったらまたおしゃべりが始まって、運転手さんの「これから乗ってくるお客様のためにもっと後ろへ移動してください。」というアナウンスなど聞いてもわからないし、しっかり入り口をブロックしてしまいました。Plus  au fond !(もっと奥へ!)と交通整理が大変。車窓からの景色なんて誰もみていません。やっぱりペチャクチャおしゃべりに忙しい。

 

photo by Marie

photo by Marie

30分ほど乗って、「王子駅前」で下車。ここから、飛鳥山に上ります。かわいいケーブルカーが飛鳥山の上まで連れて行ってくれます。エスカルゴ(フランス語でかたつむりの意味)ならぬ「アスカルゴ」という名前のこの乗り物、16人乗れば満員になりますが、全面ガラス張りでゆっくりと2分ほどかけて頂上に向かいます。無料なのもうれしい。桜の時期は相当混むのでしょうね。今日はゆったり。斜面の両側に紫陽花が咲いています。もっと群生していたらこれも素晴らしいのでしょうけれど…。

P6111650  ballade dans le parc Asukayama

飛鳥山は8代将軍吉宗の肝いりで江戸時代に造成されたもっとも古い公園だとか。当時の庶民には娯楽が少なく、吉宗が桜を植えさせて江戸庶民の憩いの場にしたそうな。飛鳥山というものの、愛宕山より低そうで、山というより小高い丘というのがふさわしい。この時期、木々の緑が深く、桜の木に交じってモミジも散見できるので、秋もまたいいかもしれません。公園の奥には子供が遊べる遊具などもあり、蒸気機関車も置かれています。

P6111653  Shibusawa kinenkan

青淵文庫

そのもっと奥に進むと、日本資本主義の父とも言われた渋沢栄一のもと住居跡が資料館となり庭園とともに公開されています。庭園の中には晩香蘆という木造洋風の小さな家屋が残っています。客の接待に使ったそうですが、渋沢氏の喜寿のお祝いに建設会社から贈られたというのも何とも桁違いのプレゼントで、庶民にはピンときませんが。

晩香蘆の前にて

また東京大空襲でこの地の建物はほとんど焼けてしまったそうですが、もうひとつ青淵文庫という鉄筋造りの書庫も残っています。どちらも重要文化財。こちらはステンドグラスがはめ込まれていて西洋建築。「コロニアルスタイルね。」というフランス人もいました。

 

 

 

P6111659 tram Arakawa (2)

さて、再び都電に乗って次は巣鴨へ。駅で待っていると反対側に三ノ輪橋行きの都電車両が止まっています。いろいろな宣伝などがボディーに描かれていて車両の一つ一つがおもしろいのですが、これは歌舞伎舞台の三色引幕に塗られています。庚申塚で下車。ここから巣鴨地蔵通り商店街が始まります。別名「おばあちゃんの原宿」。

P6111662  Koshinzuka  trois singes

庚申塚 見ざる聞かざる言わざる

入り口に庚申塚の社(猿田彦大神)があります。江戸時代にはここは中山道へと向かう旅人の休憩所として賑わった様子が境内の石碑に描かれています。庚申塚は猿とは直接関係がないそうですが、「申」が猿を表すことから塔に猿が彫られたりするようになったそう。

P6111665  magasin de culottes rouges

商店街は食堂、甘味処、衣料品店などに交じって、外国人が喜びそうな和物の品揃え豊富な店もあります。「赤いパンツ」のお店は有名。物価は東京の中にあってちょっと安めかも。帰国するマダムたちはお目当ての品をお土産用に買い込んでいます。彼女たちがよく買っていたのが、和風花柄のバンダナ、ハンカチ、歌舞伎役者の化粧が描P6111667 culottes rouges (2)きこまれたフェイスパック、カラフルなタオル、スガモンの靴下などなど。ほぼ全員が購入したのが「柚子蜜」。韓国の「柚子茶」とは違って、柚子入りの蜂蜜。冬にはホットで、夏には炭酸などで割っていただきます。爽やかな甘さで体にもよさそう。小さな小分けパッケージもあって、これもお土産用に皆様お買い上げ。

 

 

P6111672  sushi

昼食はとげぬき地蔵の隣にある「鶴すし」へ。フランス人マダムが一人途中で帰ったものの、総勢15人が入れるお食事処を探すのは結構大変。ここは16人までならお座敷が予約できます。若いご夫婦(?)らしき男女がきびきびと働いている気持ちのいいお店。何と、生魚が食べられないフランス人マダムと日本人マダムが二人。生魚を抜いたスペシャルメニューを作っていただけました。感謝!

http://r.gnavi.co.jp/g863700/

P6111671  sushi restaurant食後はおとなりのとげぬき地蔵に立ち寄り、また境内で立ち話。とはいえ、フランス人も団体行動をとれるのだという新発見の一日でした。これからフランス人たちは夏のバカンスに向けて帰国準備で大忙しになることでしょう。離日するマダムたちも次の赴任地に向けて学校の手続きや住まいなどまたゼロからのスタートになります。ちょっと寂しい夏になりそうですが、また新しいマダムたちが来日することでしょう。「別れは出会いの始まり」と考えることにしましょう。à bientôt ! (じゃまたね!!)

交流会

Sortie amicale :交流会(6) 北鎌倉散策 2014年11月28日

12月 4th, 2014
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PB280798  gare de Kita-Kamakura

紅葉のシーズンです!総勢10人の日仏混成グループは北鎌倉の散策へ出かけました。
小さな北鎌倉駅もこの時期、乗降客の数は半端ではありません。駅から外に出るのに結構時間がかかります。

PB280805  Musee de livres pour enfants

葉祥明美術館

円覚寺の紅葉も見事ですが、観光客の数も相当です。今日はここはスルーして、明月院へ向います。途中、葉祥明美術館に立ち寄りました。レンガ造りのイギリス洋館を思わせるこじんまりとした建物の前庭には美しい黄葉が広がっています。サトウカエデでしょうか。葉がモミジに比べて大きく、すくっと空へ向って伸びている樹木は洋館にぴったりの立ち姿です。

 

梅雨の時期には両側に紫陽花が満開に

梅雨の時期には両側に紫陽花が満開に

 

明月院は紫陽花寺として有名ですが、実は1年を通じていろいろな花木を楽しめるように作られているのですね。春は桜やボケ。夏は紫陽花、花菖蒲、秋はモミジ、冬はロウバイ、椿など。また日本人にとって月といえば「ウサギの餅つき」。(国によっては月の影は「カニ」や「女性の横顔」など様々ですが…)それでこのお寺の中を流れる川に渡された橋にはウサギの彫刻が置かれています。

PB280809  lapin du temple Meigetsu-in

 

本堂では薄暗い部屋の丸窓に縁どられた絵のように美しい紅葉が楽しめます。

PB280817  fenetre ronde de Meigetsu-in (3)

 

本堂裏の広大な庭園は、花菖蒲と紅葉の見頃のときだけ公開されます。モミジの赤、黄、緑のグラデーションはまさに「錦絵」です。みんなそろって「ワォーッ!」としか言いようがありません。

PB280818  erable de Meigetsu-in

竹林もあります。孟宗竹でしょうか。天を突く勢いの竹の太い幹をみて、「何年くらいたっているの?」と尋ねるフランス人。竹の寿命は案外短くて20~30年くらいなのだそうです。華やかな赤や黄色のモミジのあとでは、竹の青さがなにやらとても神秘的に感じられます。

PB280826 bambou de Meigetsu-in (2)

この寺のもうひとつの見所は「やぐら」。切り立った崖をうがった墓所です。鎌倉のあちこちにこのようなやぐらを見ることができますが、明月院のやぐらは鎌倉最大規模のものだそうです。壁面にはいくつもの仏像が彫られていて、相当な位の武将のものだったことをうかがわせます。

 

次に訪れたのは長寿禅寺。

PB280831  Kannon-do de Choju-ji

長寿禅寺の観音堂

通常は非公開だそうですが、春と秋、金・土・日のみ参拝できるということで、とても貴重な経験となりました。幾何学模様に組まれた石の道が、建物へといざないます。庭は一面の苔。

PB280828  jardin de  Chojuzen-ji

紅葉と白い砂利のコントラストが美しい

 

特筆すべきは、本堂のお座敷から眺める庭の紅葉です。敷き詰められた砂利の白と庭の植え込みの鮮やかな赤や黄色がまるで絵画のように美しいコントラストを見せています。

PB280838  erables de Chojuzen-ji

 

このお寺、何と足利尊氏のお墓があるのですね。法名を京都では等持院殿、関東では長寿寺殿というのだそうです。鎌倉の邸跡に足利尊氏が創建したお寺だとか。京都のお墓とは違ってこちらの墓には遺髪がおさめられているそうです。歴史の教科書に出てくる「セレブ」のお墓と遭遇してちょっと感激。鎌倉はやはり「おそるべし」です。

PB280843  Restaurant KOETSU

昼食は「口悦」へ。2階のお座敷を貸切にしてくださいました。しかも和室ながら椅子席です。掛け軸は百種の「寿」の字が書かれた大変おめでたいものです。懐石料理を、「これは何?」「それはコンニャク。」「KON・NYA・KU ??」「これはomelette (オムレツ)?」「う~ん、おいしい。あなたも家でこれ作れる??」などなど日本人マダムたちは料理の説明に四苦八苦しながらもにぎやかに楽しくいただきました。

 

PB280853  plats traditionnels chez Koetsu

 

 

その後フランス人マダムたちはお子さんたちのスクールバスのお迎え時間を気にしながら一路東京へと帰って行きました。

PB280856   Jochi-ji

残った日本人マダムたちは、別名「鎌倉夫人」ともいえる鎌倉通のMさんのご案内で浄智寺へ。いかにも山寺という風情の静かなお寺です。ここは余りモミジの木がないので、人混みから免れて別世界のような静けさです。山門に掲げられた額には「近在所寶」とあります。何でも「お宝はあなたのすぐ近くにある」という意味だそうです。有り難いお言葉。Mさんによるとハリウッドの向こうをはって、「カマウッド」という鎌倉をベースにした映画製作の組織があるのだそうですね。この浄智寺も最近製作された映画の舞台になり、この山門がでてくるのだとか。

 

PB280864  enetree de Jochi-ji

 

またこのお寺の近くには映画監督の小津安二郎や日本画家の小倉遊亀の住居などもあります。暗いトンネルを抜けた先に、本当に人目を避けるようにしてひっそりと、落ち葉に埋もれるようにしてそれらの家はありました。「千と千尋の神隠し」で千尋と両親が迷い込んだトンネルの向こう側のように、魔法にかけられて時間が止まったかのような別世界です。実に「鎌倉、おそるべし!」

晩秋の日はつるべ落とし。急に底冷えのする空気がたちこめてきました。私達も家路を急ぐことにします。

PB280820  feuilles jaunes d'erablePB280834  partiicipantesPB280827 feuilles d'erable (3)

交流会

Sortie amicale :交流会(5) 谷中散策 2014年6月10日

6月 15th, 2014
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連日の大雨で心配された本日の谷中散策、たくさんの「晴れ人間」が集まったらしく素晴らしい晴天に恵まれした!!10:30に日暮里駅に集合。フランス人3人、ベルギー人1人、スウェーデン人1人、日本人5人の総勢10人のグループでお散歩へGO!まずは朝倉彫塑館へ。

朝倉彫塑館(台東区谷中7-18-10)

http://www.taitocity.net/taito/asakura/

P6100429 Musee d'Asakura  l'Interieur

JR日暮里駅北口から徒歩約5分のところにあります。彫刻家朝倉文夫のアトリエと旧住居が美術館になっています。長い間改修工事が行われていましたが、昨年秋にやっと再び見学できるようになりました。ただ、2月の大雪で木造の住居部分に破損をこうむり、6月下旬からしばらく住居部分の見学が制限されるということでしたので、私達は天気といい、幸運の女神に守られたスタートです。天井の高い鉄筋コンクリート建築のアトリエと旧住居の数寄屋造りの建物が、風雅な中庭を囲んで建っています。アトリエの作品はほとんどが人物の彫像ですが、番犬よろしく横たわる犬の彫刻が目をひきます。大正昭和初P6100425  Musee d'asakura 2期の日本人の洋館に対する憧れが凝縮したような建物です。フランス人たちにお気に召したのは旧住居部分の日本建築。2階へ上がると、新しい畳の香りがして、開け放たれた窓からは中庭の木々と池が見渡せます。「ここで一日、寝そべって読書三昧できたらSuperbe(ステキ) !」更に急な鉄製の階段を上って屋上へ上がると、大きなオリーブの木と一面の花壇が目に飛び込んできます。朝倉氏の時代には菜園になっていたそうですが、日本で初めての空中庭園ではないでしょうか? 谷中はあまり高い建物がないので、四方ぐるりと東京の街が眺められます。谷中墓地のこんもりとした緑のむこうにスカイツリー、上野の美術館の建物もかすかに見えます。屋上から下へ降りると、蘭の栽培を趣味とした朝倉氏が作った温室があります。今は蘭はありませんが、猫の彫刻がずらりと並んでいます。朝倉氏は大の猫好きで14匹も飼っていたこともあるとか。首をつかまれて吊るされている猫の像もおもしろい。「おもわずなでたくなっちゃうわ!!」「どうして、谷中には猫が多いの?」というフランス人の質問。美術館のスタッフの方に聞いても「たまたまじゃありません?理由なんてないでしょう。」とのお答え。今日の参加者の一人の日本人がおっしゃった「古来、日本は木造建築なので、ネズミ退治のためにも猫を好んで飼っていた家が多いのでは…」というお答えに外国人参加者の皆様、ものすごく納得されていました。美術館を背景に皆さんで記念撮影。アトリエの屋根の上から男性の彫像が覗き込んでいるのを発見。朝倉氏の遊び心に触れた瞬間です。

P6100424  statut sur le toit du musee Asakura

次は彫塑館を出て、そのまま道を左にとり、通称初音通りを上野方向へ進みます。この道の両側には寺院も多く、車の通りも少ないので散歩には最適です。

長久院(台東区谷中6-2-16)

P6100430 temple Chokyu-in

谷中の紫陽花寺として有名なこのお寺を見学させていただきました。小さなお寺で紫陽花も数が多いわけではありませんが、手入れが行き届いているきれいな寺院です。炎天下の紫陽花は可哀そうなほど首をたれて元気がありません。このお寺は雨の日がベストかもしれません。境内に小さな墓地があり、その入り口には「閻魔大王」の像が据えられています。せっかくなので参加者の日本人の方に日本の墓について説明していただきました。やはり外国人が気になるのが、卒塔婆。また日本は土地が狭いので、欧米の墓碑のように水平ではなく、垂直に縦に長くて、まるで死んでも日本の家屋みたいにひしめきあったところに葬られるし、家族が代々同じ墓に入ると説明があると、欧米でも墓地には限りがあるので、今では家族用の墓というのが増えてきて、棺の上にまた棺と3段くらいは重ねて埋葬が行われることも多くなったとか。パリでは最近火葬して埋葬するケースもあるそう。場所が場所だけに、日仏お墓談義となりました。ランチは千駄木駅そばの「吉里(きり)」へ。

 

吉里(台東区谷中3-2-6)

P6100439  Kiri  entrance

この店は鰻の専門店ですが、懐石料理もあり、人数に合わせて個室、半個室も用意されています。ランチメニューはなく、本日は松花弁当を予約。パリでは日本食がブームで、「お弁当」という言葉もお弁当箱といっしょに認知され始めているようです。8月に帰国が決まったフランス人マダムは、息子さんがフランスへ帰ってもお弁当を持って学校へ行きたいということで、帰国前に「きれいなお弁当箱」を探すのだそうです。松花弁当にはスイP6100435  Chez Kiri  Shokabentoーツと飲み物もついていて、そのメニューを翻訳するのが一苦労。「くずもち」ってフランス語で何??「きなこ」はどう訳す??と日本人参加者の方々も悩みます。   10人それぞれデザートと飲み物はお好みで注文しましたが、運ばれてきたとき一人一人にきちんと注文通りの飲み物とデザートが配られました。これには外国人たちの口がアングリ。「フランスではありえない!!」「日本ではこういうサービスをしないとお客がリピートしないから。」「日本に住んでいて、休みにフランスへ帰ると、フランスのサービスの悪さを痛感する。スーパーで買い物したカゴをレジに置いて待っていると、『さっさとカゴから物をだしてください!!』って言われて初めて、アッ、ここはフランスだったって気づくのよね。」ここでは日本のサービスの良さが話題に。食事中のおしゃべりが一番の「ごちそう」の人たちですから、延々と続きます。どうにか切り上げていただき、最後の目的地「根津神社」へ。

P6100437 chez Kiri  dejeuner

P6100441  devant  KiriP6100442  promenade chemin serpente

 

 

 

 

 

「へび道」を通って根津神社へ向かいます。この道、かつては川が流れていたため、このようにくねくねしているのだとか。車も余り通らず、10人の賑やかなグループは、静かな午後の住宅地にはとんでもない闖入者だったかもしれません。日本語を勉強している外国人たちには、ミッッションを与えました。道をたずねてもらいます。ベルギー人の男性に、酒屋へ入って根津神社への道順をきいてもらいます。「ネヅジンジャは どうやって いきますか?」と店に入る前に一人でモゴモゴと練習。意を決して店内に入り、「ネヅジンジャ・・・・」と言ったとたん、酒屋のご主人、「あっ、それならそこの信号を右に曲がってね、まっすぐ行ってね…」と日本語の弾丸の雨。彼は肩を落として出てきました。

根津神社(文京区根津1-28-9)

http://www.nedujinja.or.jp/

大変由緒ある神社です。徳川5代将軍綱吉が世継ぎが定まった時に建立させた神社。庶民には「つつじまつり」で有名なところです。何でも100種3000株のつつじがあるそうですが、この時期は残念ながら花も終わってしまっていました。けれど稲荷神社の朱色の鳥居が並んでいるところが、京都の伏見稲荷によく似ています。背の高いベルギー人とスウェーデン人は、体を折り曲げて通っていました。

P6100448  Nezu sanctuaire Torii

帰り道、もう一人のフランス人に根津駅をたずねるミッションを。向こうからやってきた男子高校生の二人組にアタック。彼女が近づいて行ったときからすでに彼らの腰はひけていました。彼女が話し始めると、二人とも目をキョトキョト。戻ってきた彼女曰く、「日本人は外国人が怖いみたい!」いやいやそうじゃなく「英語で話しかけられたら困ると思う日本人が多いんですよ。」でもきっとこの高校生のお兄様たち、外国人が近づいてきて、変な日本語で道を聞いてくるし、その後ろの方には国籍不明の外国人たちと妙齢の日本人女性たちがニヤニヤしながら見ているのですから、怪しい新種の「詐欺集団」くらいに思ったかもしれません。

暑かった日差しも少し力を失い始めています。フランス人マダムたちはそろそろお子さんたちが学校から帰ってくる時間です。よく歩き、よくしゃべった一日でした。お疲れ様!!

交流会

Sortie amicale :交流会(4) 陶芸体験教室 2014年4月4日

4月 13th, 2014
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P4040351

今回は田村先生に江戸川橋駅近くにある先生のアトリエで大皿を習います。集まったのはフランス人3人、日本人2人。「手が不器用だから…」という理由で不参加になった方が多かったのは残念でした。参加した方々も全くの初心者。絵心はないけれど、どんな風に作るのか体験してみたい…そんな好奇心旺盛の集まりとなりました。

まず粘土選びから。今回は「白土」「赤土」「クリーム」の三種から選びました。同じ釉薬をP4040353かけても、土の色が違うと焼き上がりの色が変わってきます。そこでまずは見本の小皿で色の風合いを確かめます。
次に形を決めます。やや深めの花弁のようなカーブをもった器は型の上に粘土をかぶせて成形します。今回は初心者ばかりなので、角皿と楕円形の皿に挑戦。どちらかというと角皿の方が初心者向きだそうです。

 

 

P4040358P4040357次に絵柄を決めます。たくさんの本の見本をひっくり返しては悩んだ末、決まったのは、リボン状の線、草、鳥、波、一人のフランス人の方は、ひらがなの「べ」を選びました。名前の頭文字です。このひらがなを崩して、山の端を飛んでいく二羽の鳥という絵柄です。
ハトロン紙に絵柄を描きます。その間に田村先生が5人分の土を準備してくれます。

P4040363ローラーを使ってまるでパイ生地をのばすように粘土をなじませます。それを各自、準備していただいた厚紙の型に合わせて、厚さを整えて行きます。10㎜から始めて、角皿は9㎜までのばします。楕円形の皿は更に6㎜の薄さにします。

 

P4040370 P4040366図柄を入れて行きます。柄を描いたハトロン紙を粘土の上にしき、竹串でそっとなぞっていくと、粘土の上にうっすらと文様が残ります。これは焼成のとき、先生が描いてくださることに。そして、成形。角皿は4面の縁を心持ち上に持ち上げます。粘土をソーセージ状にのばしたものを、各面の下に入れて縁が垂れ下がらないようにして乾燥させます。

今回はここまでです。それでも当初の予定を大幅にオーバーして4時間ちかくかかりました。田村先生がひとりひとりにつきっきりで指導してくださったためです。

あとは半乾燥させた粘土を削り出して皿を薄くし、さらに乾燥させ、絵柄に色付けをして第一焼成。そのあと釉薬をかけて好みの皿の風合いをだして、第二焼成。この工程をすべて田村先生が引き受けてくださることに。従ってとても初心者が作ったとは思えない立派な大皿が出来上がること間違いなしです。

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交流会

Sortie amicale :正月飾り交流会(3) 2013年12月5日

12月 8th, 2013
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いよいよ師走の月に突入!忙しい時期ながら、洋風アレンジの素敵な正月飾り作りに集まってくださったのは8人。うち5人はフランス人という割合で「日本の伝統」への関心の高さがうかがえます。今回は料理サロンの先生、マリオンのリビングを開放していただきました。正月飾りの講師は、インターカルチャー会員のN先生。この時期はレッスンがたくさんあってお忙しいのに駆けつけてくださいました。しかもレッドウイローや松、生花、水引、オアシスなどの花材すべてをご自分で運んでのご指導。感謝!!

まずはレッドウイローを束ねて輪を作ることからスタート。マリオンの大きな食卓でもその周りに全員が並んで巻き始めると、お隣にウイローの端がツンツンお邪魔したりもするのですが、そこは日仏親善会。和気あいあいと進みます。次に金色の水引も束ねてウイローの輪に合わせていきます。次に金色に着色された稲穂も合わせます。「金色は何か意味がある?」「金色は豊かさの象徴ね。」「フランスでも同じ!」
次に松を2本。「クリスマスツリーのモミの木とこの松は似ているわね。」「そうそう、どちらも冬にも葉が青々としているものね。」「日本ではこの松の上に神様が降りてくると考えられているのよ。」「それで正月に家や建物の入り口に門松を飾るわけ。」「な~るほど!」

次に小さなオアシスを取り付け、松かさ、南天、黄色のポンポン菊、白のカーネーションなどを挿して、全体のバランスをとります。松と南天はアートものを使っていますので、オアシスの生花さえ時々変えれば、クリスマスのあと新年まできれいに飾っておくことができます。今のアートものは本当に精巧に作れているので、ちょっと触っても本物かと思ってしまうほどです。生花を入れるときもフランス人のアート魂は健在です。「私は白い花だけにしたい!!」と頑なに黄色を使いたがらないマダムも。この嫌われたポンポン菊はマリオンのリビングに飾られた花瓶の花の仲間入りをいたしました。

こうして高さ60㎝ほどもある立派な正月飾りが8つ完成しました。同じ材料で同じように作りましたが、十人十色 - 微妙に雰囲気が異なり面白いです。クリスマスから正月にかけ て玄関のドアや入口に飾られることになります。同じようなお飾りを玄関先に見つけられたら、もしかしたらそれは今日参加されたインターカルチャーのどなたかのお宅かもしれません。

               

        





交流会

Sortie amicale:交流会(2)月島・佃島散策 2013年6月4日

6月 12th, 2013
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早々と梅雨入り宣言がでたものの、さっぱり雨が降らない関東地方。本日もカラリと晴れて散策日和となりました。フランス人マダム3人と日本人5人が月島佃島界隈をbalade(バラード:散歩)します。まずは月島を背にして時計の針とは反対回りに佃島の川沿いを一周。

佃島:
佃島は、小さな砂州だったところを江戸時代に埋め立てて、漁師たちが住むようになった島ですが、この漁師たちが只者ではなかったらしいです。本能寺の変が起きたとき、堺にいた徳川家康は、素早く逃げ帰りましたが、この時船を出して家康の脱出を助けたのがこの漁師たちで、家康は彼らのことを忘れず、江戸幕府を開いたとき、呼び寄せてこの島に住まわせたのだそうです。彼らが以前住んでいた佃という地名がこの佃島の名の由来だとか。そして将軍様に東京湾でとれた魚を献上し、残った魚を塩や醤油で煮て保存食として売り出したのが「佃煮」の始まりとも。

石川島公園:
細い路地に小さな家がひしめいているエリアを抜けると、川辺の「石川島公園」に出ました。この公園は上段と下段の二層構造になっていて、下段は隅田川の水辺近くを川の流れに沿って、広々とした散策路が続きます。木々が涼しげな影を作っている上段の散策路からは、隅田川と対岸が一望できます。遠くにはスカイツリーがビル群の上から顔を出しています。この公園の北端に「パリ広場」があるのをご存知ですか?今回の散策メンバー、フランス人も日本人もだれもこの広場のことを知りませんでした。
1997年に「フランスにおける日本年」を記念してパリ16区にPlace de Tokyo「東京広場」が作られたそうですが、(16区にそんな広場があるとは初耳!!)その返礼ということでしょうか、1999年に「日本におけるフランス年」を記念してこの公園に「パリ広場」を作ったそうです。なぜ佃島の石川島公園に? ‥ 理由は二つ。ひとつはセーヌ川を思わせる隅田川が流れているから。二つ目は、1991年に当時パリ市長だったシラク元大統領が、この公園にマロニエの木3本を贈ったからだそうです。
更にこの広場の奥に銀色に光るアーチ形のモニュメントを発見。子供たちが手をつないだ形がモチーフになっていて、アーチの上には《友情から未来へ》という銘が記されています。これは、東京フランス人学校Lycée franco-japonaisと、明正、城東、佃島小学校の子供たちが共同制作したものだとレリーフに書かれています。これを作った子供たちは今では20代の若者に成長しているはずですね。みんなどんな大人になったんでしょう?こんなにひっそりと忘れられかけている「パリ広場」、ちょっと残念な気もしますが…。
フランス人マダムたちはおしゃべりに余念がありません。「とっても気持ちがいい所ねェ!人が全然いないし、何て静かで素敵なんでしょう!」「あんな大きな桜の木が、ほら枝が川の水につきそう。春にここでお花見をしたらきっと素敵ね。」太陽が大好きなフランス人はご機嫌です。サングラスをかけて、太陽をシャワーのように浴びながら闊歩しています。かたや日本人マダムたちは日傘をさしたり、島の地図をすっぽり頭からかぶって日よけにしている方も…。
パリ広場・モニュメント

 

佃公園:
佃公園に入ると、江戸時代に使われていた船着き場などが残っていて趣が少し変わります。海上安全の守り神をまつっている佃島の住吉神社は小さな神社ですが、手入れも行き届いていて、歴史を感じさせます。ここで、メンバーのひとりのムッシュウがこの神社に奉納する「かっぽれ」という踊りをご披露くださり、フランス人も日本人も大喜び。住吉神社のカッポレは、漁師が漁をしている様子を表す踊りだそうです。
次に佃天台地蔵尊へ。ここは間口1メートルあるかないかの細い路地のなかにある地蔵堂。見所は地蔵尊ももちろんのことながら、このお堂の半分くらいを占めて天井を突き抜けて天高くそびえる銀杏の大木です。外から見ると、屋根の上に忽然と大木が現れる、という感じです。1時間少々で佃島一周の散策は終わり。お次は月島の「もんじゃ焼き」です。
佃天台地蔵尊と住吉神社

月島:
月島は佃島より歴史は新しく、明治になってから東京湾の土砂を使って埋め立てて築かれた島です。明治政府の富国強兵策により鉄工所が建設され、人口の流入もそのころから起こったようです。島の子供たちがおやつに小麦粉を水で溶いたものを鉄板で焼いて食べたものが、文字が書けるような濃度のものだったところから「もんじ(文字)焼き」→「もんじゃ焼き」となったとか。
約70店舗もある中で、本日は「蔵」へ。12時に予約を入れて行きましたが、すでにほとんど満席状態。天井には巨大空調機が4台ほど取り付けられていますが、そこから霧のような冷気がすごい勢いで流れ出ています。でも入り口は全開放、すべてのテーブルの鉄板はカッカと火が入ってモウモウと湯気と煙を出しているので、寒いとは感じません。最初にオーダーしたのは、クリームもんじゃ。お店の方が実演して作り方を教えてくれました。向島出身のムッシュウは、邪道だとおっしゃっていましたが、フランス人マダムたちはおいしそうに食べています。次にムッシュウお勧めのオーソドックスなもんじゃを注文。マリオンが挑戦します。なかなかの「ヘラさばき」です。カンカンカンと二つの金属ヘラをリズミカルに動かして、もんじゃをまとめていきます。それをお店の人がみて、「あ~ら、上手ねェ!」とびっくり。「お料理の先生なんです、この人。」と説明されて、「あ~、だからね!うまいわけだわ!」最後にやきそばを注文。粉ものですっかりお腹がふくれてしまったマダムたちは全部は食べきれません。ムッシュウは慣れたもので、お持ち帰り用の容器を店の人に頼んでいます。これはとてもいいシステムですね。今度また月島にきたら是非活用したいものです。
食後の散策は、月島の細い路地を歩きます。「見て!洗濯機が家の外にある!」「私達の声、ちょっとうるさいかしら?」「あの蜘蛛の巣みたいな電線、こわい!!」etc…フランス人ばかりでなく、日本人にも発見と驚きの一日でした。皆様、お疲れ様でした!!

もんじゃ焼き
路地散策

交流会

Sortie amicale 梅見の散策交流会

3月 6th, 2013
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インターカルチャーのフランス人の先生と日本人受講生の方々との交流会を開きました。
小石川後楽園の梅林を散策。
天気は朝から曇っていて、風も冷たく、ちょっと心配でしたが、後楽園にたどり着いたころから「晴れ女」がたくさんいたのでしょうか、日差しがでてきました。フランス人はみんな「私は太陽がないところはダメ!」とか、「オーストラリアの光が恋しい !」などと冷たい風の中でブーブー言っていたのですが、お日様が顔を出すと、(Eh ! Voilà !)「そらそら !」と大喜び。こんなに太陽が大好きなフランス人、天照大神もさぞやご満悦のことでしょう。でもフランスの家屋は基本的に暗くて寒いんです。だからでしょうか。太陽が出ていると、せっせと外気浴にいそしみますね。ちょっとくらい寒くてもテラスでお茶を飲んだり、水温20度の10月末の海で海水浴をしたり…。確かにパリのような石畳と石造りの建物がひしめく大都会で暮らしていたら、光いっぱいの田園や海岸近くに別荘を建てて、時々日光浴がしたくなるのはわかる気がしますけど。

小石川後楽園は、水戸の徳川光圀が作らせた庭園だそうで、梅林もあれば、桜の大木もそこかしこ、初夏には藤、花菖蒲、秋にはもみじと、四季折々に見所があります。庭園の木々のむこうに東京ドームの白い屋根がまるで雪をかぶった山のように顔を出し、四方を高層ビルに囲まれている様子に、(Quel contraste !)「すごいコントラスト!」とフランス人。古いものと近代建築が同居しているのが東京の典型的な風景だと彼女たちは言います。確かにパリにも高層ビルの立ち並ぶデファンス地区はありますが、ルーブルやオペラ座の近くには高層建築は建っていませんものね。

池の丸々太った鯉をみて、ヴァレリは「うちの金魚もそのうちこんな風になるかもね。」彼女のキッチンの水槽で飼われている3匹の金魚は、行くたびに確かに確実に大きくなっています。長期旅行へ出かけたときに、えさのディスペンサーの加減で、たらふくえさを与えることになってしまって以来とか。

梅はまさにほぼ満開。白・紅・桃色・霞色…「凛として香る」という表現がぴったりの梅の花。フランス語版のパンフレットには、(Bairin, un bois d’abricotiers du Japon)とありますが、「これはabricotier(杏の木)なの?prunier(梅の木)じゃないの?」とミシェル。
もしかしたら、フランスのpruneは日本の梅の実とはちょっと違うので、実の形などが似ている杏に「日本の」を加えてより正確に表現しようとしているのかもしれませんが、かといって「abricot(杏)」でもありませんし…。しばし日仏井戸端会議。結論は「きっと何かの間違いね。」ちゃんと理由があるならごめんなさい。教えてください!!
歩き疲れ、しゃべり疲れ、庭園を出てみんなで喫茶店へ。フランス人4人、日本人5人がここでもまたよくもまあ話す種があるわというくらい、ペチャクチャ続きます。でもこの日仏の人数の割合:黄金比率です。日本語とフランス語が混ざって何が何だか。でもみなさん、一様に参加して、フランス語が話せない日本人も日本語が分からないフランス人も楽しそうでした。レッスンでは、フランス人マダムがほとんど話し方にまわり、日本人の生徒は聞き方に徹することが多いですが、このような小さな交流会では、日本語を習っているマダムは、フランス語がわからない生徒に一生懸命日本語で話しかけ、日本人の一生懸命のフランス語にもちゃんと耳を傾けてくれます。「日本ではどうなの?」「フランス人はどうなの?」とまさに楽しい異文化交流の場になっていました。お茶目なマダムたちもチャーミングでした。今回は予告が急だったので、スケジュール調整ができず参加できずに涙された方も多かったと思いますが、また次回sortie amicale交流会を開いたときには、生徒の皆様、是非ご参加ください。まずは楽しい散策のご報告まで。

交流会, 神楽坂・飯田橋周辺