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知ってる?知らない?フランス食品あれこれ

2016年9月13日 火曜日

最近は郊外の小さなスーパーでも輸入食品が棚に並んでいたりして、まして都会の高級食品を扱う外国人御用達のスーパーへ行けば、まるでどこか海外の店にいるかと錯覚するほどの品揃えです。「もはや日本で手に入らないものはない!!」と言いたいところですが、実際のところ「見たことも聞いたこともない」食品のほうが多いのではないかと思います。365日毎日3度の食事をとり続ける人間の食に対する旺盛な探究心、味覚の快楽への際限ない欲求が、次々と新しい味覚、食感、香りを生み出しているからです。フランスからちょっと珍しい食品をいくつかご紹介します。すでにご存知の方もあるかもしれませんが、日本ではなかなか入手できないものばかりです。

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☆ Confit d’Oignon à la Figue sèche

ドライいちじくと玉ねぎのコンフィ。材料は玉ねぎ、赤砂糖、ジュラ地方の有機シードル酢(これも見たことがありません!)、ドライいちじく、塩、コショウ、ナツメグ、クローブ。お味は甘い玉ねぎのジャムといったところ。フォワグラ、ソーセージ、肉、ラクレット、サラダ、サンドイッチ、チーズなどに合うと表示にあります。試しにゆでた豚肉のスライスにつけていただくとこれが美味!この酸味のある甘さが絶妙です。豚肉とフルーツは相性がよく、リンゴやプラムなどと一緒に料理されることもありますが、なんといってもこの瓶詰は便利です。

☆ Griottines

Griotte(グリオット)というさくらんぼうの一種の実をKirsch(キーッシュ)リキュールに漬け込んだもので、コーヒーなどと一緒に食後にいただくちょっと高級なデザートです。相当にリキュールが強いのでお酒の苦手な方には要注意ですが。フランス東部のFranche-Comté(フランシュ・コンテ)地方の有名な瓶詰です。ただ、アサヒビールがこれをオンラインショップで販売しているのを発見。ちょっと有難味が薄れましたが…。

 

 

 

☆ Bouquet Garni

ブーケガルニ、といえばフランス料理の煮込みなどのときによく使われる香辛料ですね。タイムとパセリとローリエをガーゼなどに包んでスープの中に投入…していた方もこのクノール社のブイヨンならこれを1粒投入するだけでOKです。とても便利!塩も含まれているので、調味には注意が必要です。Aさんからお土産でいただきましたが、ずっと昔からあるとのこと。知らなかったのは私だけ??

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☆ Tourteau Fromagé

トゥールト・フロマジェは、フランス東部のPoitou(ポワトゥ)地方の菓子です。真っ黒に焦げた外側にはびっくりしますが、ケーキの内側は白いフワフワのスポンジです。パイ生地に山羊チーズと卵、小麦粉、砂糖、バニラなどを混ぜたものを流し込んで焼き上げます。外側の焦げた皮はさほど苦くはなく、中のスポンジは甘さもあっさりしていて朝食にいただいてもいいような軽さだそうです。昔はボール状に底が丸くなった土器で焼いたそうですが、現在ではサラダボールを代用することもあるとか。このお菓子は伝統的に結婚式のときに作って配られていたものですが、現代でもイースターなどのイベントの会食で出てきます。またデザートや朝食、おやつとして今でもこの地方で食べられているお菓子です。この写真はIさんにいただきました。地方ごとにいろいろなおもしろい食べ物があるんですね。また珍しい食べ物があったらご紹介いたします。皆さまもフランスへ旅行に行かれたら、是非スーパーマーケットや街角のパン屋さんを覗いてみてください。そして「見たこともきいたこともない」食べ物に出会ったら是非パチリと写真をとって私たちに見せてください。お味のコメントといっしょに!!

 

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