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料理サロン:講座ご報告(2016年5月19日)

5月 29th, 2016
料理サロン:講座ご報告(2016年5月19日) はコメントを受け付けていません。

P5192298 participants dans le cours今回の料理レッスンのテーマは「初夏のごちそう」。日差しが強く、木陰の風が心地よい今日のような日にぴったりのメニューです。まずは、食堂のテーブルでコーヒーや紅茶をいただきながら、レシピーの説明を聞きます。そしてエプロンをつけてキッチンへ。アリスのキッチンはさながら「子供ミュージアム」。白い棚の扉のあちこちに子供たちの作品が飾ってあります。訪れた美術館で特に印象に残ったという縞々のネコの絵、銀色に輝く山と真っ赤な太陽の絵、淡いタッチで描かかれた緑の野原とピンクの花…どれも独創的で色のタッチが素敵です。さすが芸術の国フランスの子供たち。また子供たちの作品をいつも並べて飾ってくれるママも素敵です。こんな風にしてアートを身近に感じる教育がさりげなく日々行われているんですね。そして私たちは「味覚のアート」に取り組み開始です。

P5192323 soupe froide ourgette et menthe

Soupe froide Courgette et Menthe ( Gazpacho )

ズッキーニとミントの冷たいスープ(ガスパチョ)

前回のビーツのヴェリーヌ同様、とても簡単です。さっとゆでたズッキーニとヨーグルト、ミント、クミン、オリーブオイル、塩、コショウをミキサーにかけてまぜるだけ。冷たく冷やして、いただく直前にズッキーニの薄い輪切りとミントの葉を飾り、固く泡立てた生クリームを添えていただきます。ミントが爽やかなスープというよりムースをいただいているような舌触りです。

 

P5192336 paella sur la table

Paëlla verte aux Légumes

グリーン野菜のパエリャ

パエリャといえばスペイン料理ですが、このパエリャにはどっさり野菜がはいります。野菜とシーフードの間からお米が見える、という感じです。オーブンで焼かないところも簡単でいいかもしれません。つぶしたにんにくとみじん切りにした玉ねぎをオリーブオイルと一緒に大きなパエリャ用フライパンで炒めます。そこへグリーンの野菜を投入。アスパラガズ、インゲン、グリーンピース、絹さやも一緒に焦がさないようにかき混ぜながら4~5分炒めます。次に米(タイライス)300gも加えて炒め、熱湯をひたひたに注いで、パプリカ、サフラン(今日はターメリックを使用。日本のサフランは高すぎるとアリスはこぼしていました…)、塩で調味してさらに5分煮ます。次に解凍しておいたシーフードを入れてまた5分加熱します。米がやわらかくなったら干しブドウも一掴み加えて火を止めます。その間に鶏肉にエルブプロヴァンスを振りかけてオーブンで焼いておきます。パエリャの上にチキンを並べます。冷めてしまったらオーブンで少し温めてからいただきましょう。

 

P5192339 crumble (2)

Crumble Pomme Rhubarbe ( sans gluten )

りんごとルバーブのクランブル (グルテンなし)

これは小麦アレルギーの人でも食べられるグルテンを使わないレシピーです。ルバーブは冷凍のものを使います。(フレッッシュなものがあればベストですが、なかなか手に入りにくいですね。)解凍したら鍋に砂糖と一緒に弱火にかけます。リンゴは皮をむいて種と芯をとり、薄切りにして、さらに小さくカットしてルバーブの鍋に加え3分ほど煮ます。耐熱容器に詰めて(半分の高さくらいまで)シナモンをふりかけておきます。次にクランブルを作ります。通常は小麦粉120gですが、今日はその代わりに米粉60gとアーモンドパウダー60gを合わせて使います。そこへ砂糖40g(ブラウンシュガー)、室温に戻したバター100g、ココナツパウダー80gを混ぜて、指の先を使って生地がパラパラの粒上になるようにします。これを耐熱容器のフルーツの上にかけます。レモン汁を数滴ずつ容器のクランブルの上からかけて、180℃に温めておいたオーブンにいれて25分ほど焼きます。クランブルがきつね色に焼けて、カリッとしたら出来上がりです。冷たく冷やしておいて、いただくときに固く泡立てた生クリームか、バニラアイスを添えていただきます。甘酸っぱいリンゴとルバーブのしっとり感と、クランブルのカリカリとした感触がおもしろく、ココナツの風味も楽しめます。簡単に作れて、おいしく、クランブルをスプーンですくって口にいれたときの新食感とその下から顔を出すフルーツの味をしっかりと確認する楽しみがあります。フルーツは季節のものならいろいろ応用がきくそうですから、是非他のフルーツでもお試しください。お薦めです!!

P5192307 rhubarbe coupe

カットしたルバーブ

P5192319 pate de crumble

クランブルの生地

P5192316 taille de pommes

リンゴは薄く切りカットする

 

今回も食卓では、お義父様のワイナリーの赤をいただきます。例のCôte de Brouillyです。ボージョレー地方のワインとしてはボージョレーヌーヴP5192325 cote de Brouillyォーが日本では有名ですが、フランス人にすれば、何であんな若いワインが人気なんだろうと不思議だそうです。それに対してこのコート・ブルイは同じGamay(ガメ/ガメイ)という品種のブドウで作られているのですが、タンニンが少なくライトボディながら、味に深みがあります。アリスはうっかりして、ワインの栓を抜いてchambré(シャンブレ:室温にしておく)するのを忘れていたと残念がっていましたが、確かに一杯目より二杯目の方が味に更に深みが増したように思います。カベルネ・ソビニョンやメルロ、ピノ・ノワールなどはよく耳にする品種ですが、ボージョレーワインがガメという品種で作られているとは今日初めて知りました。ちなみに正式な名称は、Gamay Noir à Jus Blanc (白い果汁を持った黒い果皮のガメ)というそうです。

 

また参加者のお一人のご家族の方が立ち上げたNPOの話になり、そのNPO団体ACE(エース)の活動についてうかがいました。世界の子供を児童労働から守るためにいろいろな取り組みをしているのですが、そのひとつに私たちが大好きなチョコレートがあります。チョコレートの原料となるカカオ豆は、日本に輸入されている7割がガーナ産だそうです。そのガーナでは子供たちが学校にも通えず、過酷な労働条件の中で生産に携わっているそうです。このように子供たちを搾取して安く調達したカカオがチョコレートとして店頭に並ぶのです。フェアートレードという言葉を耳にしたことがあると思いますが、(フランス語ではcommerce équitable というらしいですが)これをACEが日本の菓子メーカーと共同で取り組んでいるというのです。それが森永製菓の「ダース」チョコレート。私たちがこのダースを買うと、その価格の一部がこうした労働に苦しむ子供たちのための基金になるのだそうです。NPO活動もボランティアも興味はあるけれど飛び込む勇気がなかなかね…という方は多いと思います。でも誰でもできるのですね。ちょっとしたお手伝いなら。いつものチョコレートをやめて、今日はダースをスーパーのかごに入れてみてはどうでしょう?このNPOの活動にご興味がある方は以下にそのサイトのリンクを貼っておきますのでご覧になってみてください。まだまだほかにもいろいろな活動があります。…つまりたくさんの児童労働問題があるということですが。

http://acejapan.org/about/message

P5192324 porte couteau avec un petit elephant

象の飾りのナイフ置き

P5192326 serviette

パリ満載のナプキン

P5192305 dans la cuisine

キッチンで

 

 

 

 

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