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料理サロン:講座ご報告(2014年9月19日)

9月 21st, 2014
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夏休み明けの久々のマリオンのレッスンです。一気に秋が近づいてきたという感じの爽やかな一日。でもマリオンのマンションのロビーにはやたらと蚊がいて、デング熱騒ぎのただ中ですから、皆さん大騒ぎ。何とマリオンもたくさん蚊よけスプレーとか、虫刺されの薬など用意していました。情報をいち早くキャッチして、それに対応していく順応力はさすがです。

「蚊の大騒動」が静まったところでリビングに入ると、カラフルな、そこだけパッと花が咲いたようなテーブルが目に飛び込んできました。

P9190438  table

最近購入したというライヨールのナイフに合わせて、カラフルなドットのテーブルクロスがかけられています。このライヨールナイフ、フランス語ではLaguioleと書き、ラギオールと読みます。ラギオール村で造られる高級ナイフをラギオール、ライオール(この地方のオック語でラヨール)などと呼びますが、商標登録がないため、いろいろなところで同じ名前で生産されたナイフが出回っています。ブランド名として認められていないので、本物、ニセ物という区別にはならないそうですが、安物から高価なものまであり、品質もそれなりのようです。マリオンの新しいライヨールの柄は美しい色合いのアクリルガラス製で、しかも軽いです。切れ味も抜群。1本、15000円くらいはする代物です。赤、青、緑、紫、黄色、ピンクの6色が揃っています。テーブルの中央両サイドには、ナイフと同じ6色の羽がお皿に飾られています。今日のテーブルの主役はやはりライヨールのナイフのようですね。

さて今日のお料理は、魚と野菜のマリアージュ。アルザスワインの白、リースリングのCuvé Anne-Laure 2012がお供です。

P9190460  brochette (2) -

Brochettes de Thon et Concombre(マグロときゅうりのブロシェット)

ごま油、しょうゆ、しょうがのマリネ液に15分ほど漬けたまぐろを、ピーラーで薄切りにしたきゅうりで巻きます。まぐろの切り口に黒ゴマをまぶして出来上がbrochettes de Thon et de concombreり。とても簡単。フランス料理でも最近はごま油、しょうゆ、しょうがなどのアジアティックな調味料が使われるようになってきたのですね。まぐろのソフトな食感ときゅうりのパリパリとした食感がおもしろい。お酒のおつまみにも合いそうです。もっと刺激的な風味をお好みの方にはきゅうりで巻く時わさびを少々つけても、巻いた上から唐辛子を振りかけてもよさそうです。

 

Mousse de Saumon

Croustillant de Sésame, Mousse de Saumon et Carpaccio d’Aubergines Grillées

(サーモンのムース、焼きナスのカルパッチョ、ゴマ風味のカリカリパイサンド)

折り込みパイ生地にゴマをのせてこんがり焼きあげた台の上に焼きナスのマリネをのせ、その上にサーモンのムースをのせ、もう一枚のパイをのせます。最後にミニアスパラの穂先を飾ります。グリーンサラダとバルサミコクリームを添えていただきます。こちらも様々な食感が楽しめます。パイはサクサクパリパリ、ナスはほどよい歯ごたえを残し、サーモンのムースはなめらか。小さなサイズに仕立てればアントレやアペリティフにもOKだそうです。見た目もおしゃれですが、結構ボリュームがあります。本日はメインの大役を果たしていました。

aubergines coupees

mousse de saumoncroustillant de sesameP9190473  creme balsamique                                                                                

 

panna-cota

Panna-cota coulis de Pêche blanche et Vin mousseux Café de Paris Pêche

(パンナコッタ、白桃のクリソース、カフェ・ド・パリ・ ピーチ)

Cafe de Paris Pecheこのパンナコッタの特徴は、クリームにもクリソースにもピーチのスパークリングワインが風味づけに入っていること。ピーチの香り高い、しかし思いのほか甘味を抑えた大人のワインです。缶詰の白桃をフードプロセッサーにかけてピューレ仕立てにしたクリソースのあとから、パンナコッタのツルッとしたクリームが追いかけてきます。どんなに濃厚な料理のあとでもこれならペロリといただけてしまいます。

今年の夏にバカンスでフランスへ帰ったマリオンは、友人たちに桜モチを作ってふるまったとか。すごくおいしいと言って食べた人とC’est  bizarre (妙な味ね!)と言った人と半分半分だったとか。道明寺粉やあんこ、桜の葉、桜の塩漬けまで買い込んで帰ったマリオンは、さながら日本食の伝道師!!南フランスの人口わずか100人の村でもついに日本の桜モチがデビューを果たしました。

 

cours de cuisine

 

 

 

カルチャー講座, フランス語, 料理サロン

プレゼント

9月 2nd, 2014
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bouquet de roses「日本人は、外国人のホームパーティーに招待されると、かならずといってよいくらい、何か手土産を持参する。花とかチョコレート、ワインなど。最近はフランス人でもちょっとしたプレゼントを用意することもあるようだが、本来は招待された家へプレゼントを持っていくことは「せっかく招待してもらいましたが、私はあなたを招待することができません。だから、これはその埋め合わせです。」という意味で、独身男性などがよくとる方法。やはり、自宅へ招待することが最大の返礼であり、どうしてもすぐ感謝の気持ちを表現したかったら、後日カードや花を贈るのがいい。」

この話はある若いフランス人マダムから聞いたのですが、ちょっと考えさせられました。私にもこんな思い出があります。

ある日、フィンランド人の若いカップルをわが家に招待したところ、二人はフィンランドの国の説明ときれいな写真の並ぶ一冊の本を、カバーもかけずに持ってきて手渡しました。しばしフィンランドについての話に花が咲きました。和食は初めてという夫人に、はたしてテンプラなど口に合っただろうかとちょっと不安だった私のところへ、翌日彼女から大きな真紅のバラの花束が届けられました。それを見たとき、私の心配は一気に吹き飛びました。しばらくして、このカップルが食事に招待してくれたことは言うまでもありません。

P8290438  cadeaux

プレゼントといえば、フランス人はかならずそれを贈り主の目の前で開いてみます。勿論、「開けてもいいですか。」とまず断ってから。ただ、どんなに美しい包装紙に包まれ、きらびやかな趣向をこらしたリボン飾りがかけてあろうと、ビリビリ、バリバリと容赦なく破き捨てる「豪快さ」には思わず目をつぶりたくなりますが…。そしてどんな些細な品物でも、最大級の賛辞とジェスチャーで感謝の意を表します。だから彼らにとって、受け取ったプレゼントを部屋の隅とか棚の上に、まさに「棚上げ」しておく日本人の行動は、最初奇異に映るようです。「親しい友人の間では、やはり同じようにすぐ開けてみる」と、補足の説明をするようにしていますが、「開けないのは何故?」という質問には、「客の面前でがさがさと紙音を立てて開き見る行為は慎ましくない、と日本人は考える。(これ、フランス人にわかるかな?)」「プレゼントの中身ではなく、贈り主の心を受け取るのだから、あえて中身は問わないという意味で脇に置いておくのだろう。」と答えることにしています。

あるフランス人の男性は、日本人の友人から別の説明をされたそうです。「贈り主の目の前で開けてしまって、その品にがっかりした顔を見られないようにするためだ。」と。だとすると、フランス人は日本人よりずっと嘘をつくのに長けているということでしょうか??

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