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フランス菓子サロン:講座ご報告(2014年6月16日)

6月 19th, 2014
フランス菓子サロン:講座ご報告(2014年6月16日) はコメントを受け付けていません。

P6160426  table今日のフロランスのサロンは「クレープ&ガレット」です。日本ではクレープといえばフルーツやクリーム、アイスなどの入った甘いデザートというイメージですが、フランスでは町のあちこちに「クレープ屋」があり、料理としてのクレープをリンゴの発泡酒シードルと一緒に楽しみます。日本の「お好みやき屋」のような感じでしょうか。カジュアルな食べ物のようです。でもフロランスのクレープとガレットはちょっぴりグレードアップされています。今日のテーブルも料理に合わせてカジュアルな感じの木目プリントのテーブルクロスとお揃いのナプキンです。(ちなみにイケアで購入されたそう。)近くでみても木質感があっておもわず触って確認したくなります。

 

本日のメニューは次の通りです。

–       Crêpe Complète(クレープコンプレート)
–       Crêpe aux Crevettes et à la béchamel(エビとベシャメルソースのクレープ)
–       Crêpes aux Pommes au beurre salé et sirop d’érable    (りんごのクレープ、塩バターとメーブルシロップ風味)
–       (*)Aumônière de crêpe à la Pêche, crème d’amande et Chocolat blanc
(桃のクレープオモニエール、アーモンドクリームとホワイトチョコレート)

(*) aumônière : もともとはコインなどを入れる袋状のさいふのこと。転じて茶巾包み。)

 

P6160431  faire une crepe (Florence )

P6160435  galette de sarasin

そば粉のガレット

P6160450  pate de crepe

クレープ

まずはクレープとガレットの生地作りから。クレープとガレットの生地の材料はちょっと違います。クレープが小麦粉を使うのに対して、ガレットはそば粉を使います。その他、クレープにはミルクと砂糖、卵が数個使われますが、ガレットは水と卵1個を使います。これを見ても、カロリーの高いクレープ、低カロリーのガレットというのがわかりますね。ガレットは料理用。クレープは料理にもデザートにも使われます。本日の料理2品はガレットで、デザート2品はクレープを使います。

P6160465  deux galettes

Crêpe aux Crevettes et à la béchamel(エビとベシャメルソースのクレープ)
Crêpe Complète( クレープコンプレート)

 P6160457  crepe completeガレットにたっぷりのチーズ(エメンタール、グルイエールなど)をのせて、ハム、その上には生卵をのせて、4辺の縁を折り曲げて四角形にしてフライパンで加熱します。溶けだしたチーズとトロトロの卵がハムにからみ、香ばしいそば粉の香りと相まって、そのおいしいこと!!焼き立てをサービスするのがお約束です。

 

P6160447  crepe aux crevettes et a la bechamelガレットの中央にベシャメルソースを敷き、オリーブオイルで炒めた大ぶりのエビを3匹ほどのせてからくるくると巻いてオーブンでさっと温めます。エビのほか、ベシャメルソースにあうものなら、他のシーフードでもチキン、野菜でもアイデア次第。こちらもアツアツをいただきたいですね。

 

 

P6160468  deux desserts

Aumônière de crêpe à la Pêche, crème d’Amande et Chocolat blanc
 Crêpes aux Pommes au beurre salé et sirop d’érable
(桃のクレープオモニエール、アーモンドクリームとホワイトチョコレート& りんごのクレープ、塩バターとメーブルシロップ風味)


有塩バターで賽の目に切ったリンゴをアメ色になるまで炒め、シロップも加えて煮ます。クレープの真ん中にたっぷりのせてロール状に包み、上から再びシロップを回しかけてオーブンで15分ほど焼きます。 バニラアイスを添えていただきます。バターの塩味がリンゴのやさしい甘さを引き出し、メープルシロップの香りが立ちのぼります。温かいクレープに溶けだしたバニラアイスをからめていただくときの幸福感!!


P6160440  crepe aux pommesP6160451  crepe aux pommes 2P6160452  crepe aux pommes 3

 

 

 

 

 

アーモンドクリームをクレープの中央に丸く敷き、その上に桃(熟したものか缶詰のもの)を2分の1個分を置き、さらにホワイトチョコレートを数片のせてクレープを茶巾状に絞ってraphia(ラフィア:ヤシの繊維で作ったひも)で結びます。クッキング用の糸を使ってもOK。これをオーブンで15分ほど焼いてテーブルへ。まずこれが運ばれてくると、そのかわいい茶巾の姿にテーブルの一同「おーッ!!」ナイフをいれて中からトロンと溶けたチョコレートをまとった桃が姿を見せると再び「おーッ!!」。口に運んで三度「おーッ!!」楽しくて美味なるデザートなのです。

P6160454  aumoniere de crepe a la peche  2P6160455  aumoniere de crepe a la peche

P6160460  cidres

 

 

 

 

 

クレープ料理にはかならずシードルをいただきます。本日はbrut(辛口)とdoux(甘口)がキンキンに冷やして用意されています。甘口のほうがアルコール度数は低いですが、辛口でも5%以下ですから、とても飲みやすいです。チーズやソースを使ったクレープのあとに甘いデザートのクレープですから、どちらかというと辛口が今日の食卓にはあいそうです。

クレープもガレットもたくさん作って冷凍しておけますので、梅雨の一日、台所にこもってクレープとガレット焼きもいいのでは?梅雨明けの夏の暑い午後、冷たいシードルとお手軽クレープ&ガレットで親しい人たちと素敵な時間をぜひお過ごしください。

P6160443  boite de l'hule d'olive

P6160427  bambou

P6160433  essayer de faire une crepe

菓子サロン

アートサロン:フランス地方のアート散策(2):講座ご報告(2014年6月12日)

6月 18th, 2014
アートサロン:フランス地方のアート散策(2):講座ご報告(2014年6月12日) はコメントを受け付けていません。

P6120429  conference

4月のフランス地方アートサロンに続き今回はフランス南部とパリを散策します。

– Rhône-Alpes(ローヌ・アルプ地方)P6120436 Laurence
– Auvergne(オベルニュ地方)
– Limousin (リムザン地方)
– Poitou-Charentes(ポワトゥ・シャラント地方)
– Aquitaine(アキテーヌ地方)
– Midi-Pyrénées(ミディ・ピレネ地方)
– Languedoc-Roussillon(ラングドック・ルシヨン地方)
– Provence-Alpes-Côte d’Azur(プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方)
– Corse(コルス)
– Île-de-France(イール・ド・フランス地方)

以上でフランスのすべての地方を網羅しました。観光ガイドブックに載っていないような珍しいアート、建物だったり、イベントだったり、大変バラエティーに富んでいます。「芸術の都パリ」とよく言いますが、アートはパリだけのものではないこと、フランスのアートの底力を実感したサロンです。いくつか特に興味深いアートについて簡単にご紹介いたします。

P6120428  ecrin Rhone-Alpes

1)Rhône-Alpes(ローヌ・アルプ地方)

 Palais idéal du facteur Cheval :(郵便配達夫シュバル氏の理想宮殿)
http://www.facteurcheval.com/

ドローム県オートリブという小さな村にこの宮殿はあります。1879年のある日、シュバル氏はいつものように郵便を配達して回っていました。ところがその道中に不思議な形の石にけつまずいてしまいます。その石をつくづく眺めて、シュバル氏はこの石で宮殿を建てることを思いつきました。それからは毎日郵便配達をしながら、石を集め始めました。ポケットに…カゴに入れて…最後には手押し車で石を集めながら郵便配達の仕事を続けました。それらの石を使って、たった一人で、33年間もかけて、ついに高さ12m、全長26mの宮殿を完成させます。その外観はまるでインドネシアやカンボジアの神殿のような建築様式ですが、当時絵葉書が使われるようになって、外国へ旅行した人が送った葉書などの写真を、郵便配達夫だったシュバル氏は、時々目にすることがあったのでしょう。村人たちは彼を狂人扱いしていたようです。確かに狂気が生み出した宮殿です。けれど1969年には「歴史的建造物」に認定されました。何もない片田舎に忽然と現れる石の宮殿、ありきたりの旅行では飽き足らない向きにはお勧めかも…。

 2)Midi-Pyrénées(ミディ・ピレネ地方)

 Viaduc de Millau : (ミヨーの高架橋)
https://www.google.co.jp/search?q=viaduc+de+millau&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=6cCdU5eADYP98QXkwYKwDg&ved=0CBsQsAQ&biw=1366&bih=673

渓谷の霧の中に浮かぶこの橋をどこかで目にされた方も多いと思います。アヴェロン県ミヨ―近郊の渓谷にかかるこの橋は、地上からの高さが343m、全長2460m。バカンス時などに南仏へ下る道路の渋滞を解消するために作られた高速道路の橋です。2004年に開通しました。当時は景観を損ねるという理由でこの計画に反対する住民も多かったそうですが、完成した橋の姿は雄大で、徐々に人々に受け入れられていったようです。パリのエッフェル塔しかり、ルーブル美術館のガラス張りのピラミッドしかり…。そこに出来てしまえば、いずれはそれを含めた風景が当たり前になっていくのでしょう。

3)Poitou-Charantes :(ポワトゥ・シャラント地方)

 Festival de la bande dessinée d’Angoulème :(アングレーム国際漫画祭)
http://www.bdangouleme.com/446,angouleme-cite-des-festivals

フランスの南西に位置するこの地方は、古くからコニャックの産地として知られています。Angoulèmeの町の歴史は古く、ローマ時代にはシャラント川の水上貿易の要地として栄えていたようです。水と緑豊かなこの町を世界的に有名にしたのが、「アングレーム国際漫画祭」。1974年から開催が始まり、毎年1月末に3~4日、世界中の漫画が集まります。この期間に人口わずか5万人弱の町に20万人の人がやってきます。別名「漫画のカンヌ祭」ともいわれるほどです。今年初めに慰安婦問題をテーマにした漫画の展示が話題になったのはこのフェスティバルでのことでした。もうひとつの見どころは「ウォールペイント」。町中の建物の壁にもイラストが描かれていて、こちらは通年見ることができます。歴史的な街並みとポップな壁画アート、ちょっと首をかしげたくなりますが、サイトで見るとだまし絵のようなものもあり、なかなかおもしろそうです。こちらはCité de la Création(創造都市)というウォールペイントのアーティストたち(muralistes)の団体が統括しているそうです。

フランスを訪れる外国人観光客は年間8200万人。フランスは世界一の観光大国です。
古い建造物と豊かな自然が美しく調和し、何度訪れても変わらぬ美しさで迎えてくれる。そんなイメージのフランスですが、今回の2回にわたるロランスのアート散策では、歴史ある建物、芸術作品はもちろんのことながら、現代アートもそれらと肩を並べて、しっかり根付いていることを感じました。都会ばかりではなく、人里離れた寒村や大自然の中にまでアートが増殖しているという印象です。フランスのアートは本当に素晴らしい底力を持っていると再認識させられました。

P6120435 apres la conference

最後にロランスお手製の「アーモンドレモンケーキ」とお茶をいただきました。さっぱりしていておいしかったです。「前回のチョコレートケーキは失敗してふくらまなかったけれど、今日のケーキはもともとこんな風にペシャンコなのよ。」出来合いのものは買いたくないけれど、料理は余り好きというわけではない、というロランスですが、家族のためにも来客にもきちんと料理をするところは立派です。「クックパッド」のフランス版みたいなサイトからいつも「simple, facile(シンプル、簡単)」というものばかりを選んで作っているとか。それでも日本のようにデパートの地下でお惣菜を買ったり、出前をとったりせず頑張っています。偉い!!

P6120424  tasses de the & boites de theP6120426  gateau aux amandes et au citron

 

余りに素晴らしかったこの地方アート散策のツアー、秋には通訳付きで再登場いたします。
ぜひぜひこの感動をご一緒に!!ご期待ください。

P6120439  deco

 

 

アートサロン

Sortie amicale :交流会(5) 谷中散策 2014年6月10日

6月 15th, 2014
Sortie amicale :交流会(5) 谷中散策 2014年6月10日 はコメントを受け付けていません。

連日の大雨で心配された本日の谷中散策、たくさんの「晴れ人間」が集まったらしく素晴らしい晴天に恵まれした!!10:30に日暮里駅に集合。フランス人3人、ベルギー人1人、スウェーデン人1人、日本人5人の総勢10人のグループでお散歩へGO!まずは朝倉彫塑館へ。

朝倉彫塑館(台東区谷中7-18-10)

http://www.taitocity.net/taito/asakura/

P6100429 Musee d'Asakura  l'Interieur

JR日暮里駅北口から徒歩約5分のところにあります。彫刻家朝倉文夫のアトリエと旧住居が美術館になっています。長い間改修工事が行われていましたが、昨年秋にやっと再び見学できるようになりました。ただ、2月の大雪で木造の住居部分に破損をこうむり、6月下旬からしばらく住居部分の見学が制限されるということでしたので、私達は天気といい、幸運の女神に守られたスタートです。天井の高い鉄筋コンクリート建築のアトリエと旧住居の数寄屋造りの建物が、風雅な中庭を囲んで建っています。アトリエの作品はほとんどが人物の彫像ですが、番犬よろしく横たわる犬の彫刻が目をひきます。大正昭和初P6100425  Musee d'asakura 2期の日本人の洋館に対する憧れが凝縮したような建物です。フランス人たちにお気に召したのは旧住居部分の日本建築。2階へ上がると、新しい畳の香りがして、開け放たれた窓からは中庭の木々と池が見渡せます。「ここで一日、寝そべって読書三昧できたらSuperbe(ステキ) !」更に急な鉄製の階段を上って屋上へ上がると、大きなオリーブの木と一面の花壇が目に飛び込んできます。朝倉氏の時代には菜園になっていたそうですが、日本で初めての空中庭園ではないでしょうか? 谷中はあまり高い建物がないので、四方ぐるりと東京の街が眺められます。谷中墓地のこんもりとした緑のむこうにスカイツリー、上野の美術館の建物もかすかに見えます。屋上から下へ降りると、蘭の栽培を趣味とした朝倉氏が作った温室があります。今は蘭はありませんが、猫の彫刻がずらりと並んでいます。朝倉氏は大の猫好きで14匹も飼っていたこともあるとか。首をつかまれて吊るされている猫の像もおもしろい。「おもわずなでたくなっちゃうわ!!」「どうして、谷中には猫が多いの?」というフランス人の質問。美術館のスタッフの方に聞いても「たまたまじゃありません?理由なんてないでしょう。」とのお答え。今日の参加者の一人の日本人がおっしゃった「古来、日本は木造建築なので、ネズミ退治のためにも猫を好んで飼っていた家が多いのでは…」というお答えに外国人参加者の皆様、ものすごく納得されていました。美術館を背景に皆さんで記念撮影。アトリエの屋根の上から男性の彫像が覗き込んでいるのを発見。朝倉氏の遊び心に触れた瞬間です。

P6100424  statut sur le toit du musee Asakura

次は彫塑館を出て、そのまま道を左にとり、通称初音通りを上野方向へ進みます。この道の両側には寺院も多く、車の通りも少ないので散歩には最適です。

長久院(台東区谷中6-2-16)

P6100430 temple Chokyu-in

谷中の紫陽花寺として有名なこのお寺を見学させていただきました。小さなお寺で紫陽花も数が多いわけではありませんが、手入れが行き届いているきれいな寺院です。炎天下の紫陽花は可哀そうなほど首をたれて元気がありません。このお寺は雨の日がベストかもしれません。境内に小さな墓地があり、その入り口には「閻魔大王」の像が据えられています。せっかくなので参加者の日本人の方に日本の墓について説明していただきました。やはり外国人が気になるのが、卒塔婆。また日本は土地が狭いので、欧米の墓碑のように水平ではなく、垂直に縦に長くて、まるで死んでも日本の家屋みたいにひしめきあったところに葬られるし、家族が代々同じ墓に入ると説明があると、欧米でも墓地には限りがあるので、今では家族用の墓というのが増えてきて、棺の上にまた棺と3段くらいは重ねて埋葬が行われることも多くなったとか。パリでは最近火葬して埋葬するケースもあるそう。場所が場所だけに、日仏お墓談義となりました。ランチは千駄木駅そばの「吉里(きり)」へ。

 

吉里(台東区谷中3-2-6)

P6100439  Kiri  entrance

この店は鰻の専門店ですが、懐石料理もあり、人数に合わせて個室、半個室も用意されています。ランチメニューはなく、本日は松花弁当を予約。パリでは日本食がブームで、「お弁当」という言葉もお弁当箱といっしょに認知され始めているようです。8月に帰国が決まったフランス人マダムは、息子さんがフランスへ帰ってもお弁当を持って学校へ行きたいということで、帰国前に「きれいなお弁当箱」を探すのだそうです。松花弁当にはスイP6100435  Chez Kiri  Shokabentoーツと飲み物もついていて、そのメニューを翻訳するのが一苦労。「くずもち」ってフランス語で何??「きなこ」はどう訳す??と日本人参加者の方々も悩みます。   10人それぞれデザートと飲み物はお好みで注文しましたが、運ばれてきたとき一人一人にきちんと注文通りの飲み物とデザートが配られました。これには外国人たちの口がアングリ。「フランスではありえない!!」「日本ではこういうサービスをしないとお客がリピートしないから。」「日本に住んでいて、休みにフランスへ帰ると、フランスのサービスの悪さを痛感する。スーパーで買い物したカゴをレジに置いて待っていると、『さっさとカゴから物をだしてください!!』って言われて初めて、アッ、ここはフランスだったって気づくのよね。」ここでは日本のサービスの良さが話題に。食事中のおしゃべりが一番の「ごちそう」の人たちですから、延々と続きます。どうにか切り上げていただき、最後の目的地「根津神社」へ。

P6100437 chez Kiri  dejeuner

P6100441  devant  KiriP6100442  promenade chemin serpente

 

 

 

 

 

「へび道」を通って根津神社へ向かいます。この道、かつては川が流れていたため、このようにくねくねしているのだとか。車も余り通らず、10人の賑やかなグループは、静かな午後の住宅地にはとんでもない闖入者だったかもしれません。日本語を勉強している外国人たちには、ミッッションを与えました。道をたずねてもらいます。ベルギー人の男性に、酒屋へ入って根津神社への道順をきいてもらいます。「ネヅジンジャは どうやって いきますか?」と店に入る前に一人でモゴモゴと練習。意を決して店内に入り、「ネヅジンジャ・・・・」と言ったとたん、酒屋のご主人、「あっ、それならそこの信号を右に曲がってね、まっすぐ行ってね…」と日本語の弾丸の雨。彼は肩を落として出てきました。

根津神社(文京区根津1-28-9)

http://www.nedujinja.or.jp/

大変由緒ある神社です。徳川5代将軍綱吉が世継ぎが定まった時に建立させた神社。庶民には「つつじまつり」で有名なところです。何でも100種3000株のつつじがあるそうですが、この時期は残念ながら花も終わってしまっていました。けれど稲荷神社の朱色の鳥居が並んでいるところが、京都の伏見稲荷によく似ています。背の高いベルギー人とスウェーデン人は、体を折り曲げて通っていました。

P6100448  Nezu sanctuaire Torii

帰り道、もう一人のフランス人に根津駅をたずねるミッションを。向こうからやってきた男子高校生の二人組にアタック。彼女が近づいて行ったときからすでに彼らの腰はひけていました。彼女が話し始めると、二人とも目をキョトキョト。戻ってきた彼女曰く、「日本人は外国人が怖いみたい!」いやいやそうじゃなく「英語で話しかけられたら困ると思う日本人が多いんですよ。」でもきっとこの高校生のお兄様たち、外国人が近づいてきて、変な日本語で道を聞いてくるし、その後ろの方には国籍不明の外国人たちと妙齢の日本人女性たちがニヤニヤしながら見ているのですから、怪しい新種の「詐欺集団」くらいに思ったかもしれません。

暑かった日差しも少し力を失い始めています。フランス人マダムたちはそろそろお子さんたちが学校から帰ってくる時間です。よく歩き、よくしゃべった一日でした。お疲れ様!!

交流会

アートサロン<Regarder la peinture autrement :違った視点で絵画を楽しむ>講座ご報告(2014年6月7日)

6月 13th, 2014
アートサロン<Regarder la peinture autrement :違った視点で絵画を楽しむ>講座ご報告(2014年6月7日) はコメントを受け付けていません。

 

今回のアートサロンはIBSインターカルチャーの教室で、開かれました。講師はグラフィックデザイナーのダニエル。大学講義のように美術史Art salon 2014.06.07などの知識を学ぶのではなく、絵の前に立ってどのように絵を見るか、どんなところに注目したらその絵がもっとおもしろいものになるかを、絵画の中に入りこんでじっくり見ようというのが、ダニエルのサロンの趣旨です。たくさんの驚きと発見がありました。その中のいくつかをご報告いたします。

ダニエルがパリの美術学校の学生だったときは、たった一枚の絵画をなんと3か月もかけてじっくり勉強したそうです。ところが今日はわずか2時間少々の間に30点ほどの作品を見ることに!

絵画を楽しむための7つの視点とは:

1)Anatomie :(解剖学という意味ですが、ここでは「体つき」)

有名なダビデ像も作り手によってとても同一人物とは思えないような表現解釈があるものですね。ミケランジェロの作品は、筋肉質の雄々しい若者像ですが、帽子のような兜をかぶった「草食系男子」風ダビデ像(ドナテッロ作)もあります。

2)Physionomie : (顔つき)

肖像画の人物の描き方は画家によって様々ですが、その人物の内面を描写しようとしているところは共通しています。
ダヴィンチの「モナリザ」と同じく彼の作品「ジネヴラ・デ・ベンチ」を比べてみます。肖像画の人物は基本的に笑ったりしないものだそうです。ところがモナリザは微笑んでいます。しかも眉毛が抜かれています。当時このような様子の女性は娼婦によく見られたそうで、そのようなことから注文主に受け取られることなく、生涯ダヴィンチの手元に残ったという説。「ジネヴラ」のような肖像画が一般的であったとしたら確かに当時としては異様な肖像画だったのかもしれません。

ジネヴラ・デ・ベンチの肖像 1476-1478 ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(ワシントン)所蔵 

ジネヴラ・デ・ベンチの肖像 1476-1478
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート
(ワシントン)所蔵

モナリザ 1503-15191 パリ ルーブル美術館所蔵

モナリザ 1503-1519
パリ ルーブル美術館所蔵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3)Espace :(空間)

絵画の中でとても重要な要素。風景画でも静物画でも空間が描かれます。物と物の間に作られる空間。遠近法によって作られる幾何学的な空間。通常肖像画の人物と鑑賞者の間の境界線のように描かれているparapet(欄干)をあえて人物の背後に描いたのが、「モナリザ」。モナリザと鑑賞者の間を隔てるものが取り払われ、モナリザはぐっと私達の側へ近づいてきます。

4) Texture :(テクスチャー)

絵画の中の金属、木などの材質をどのように描いているか。例えばフェルメール(Vermeer:フランス語ではヴェルメールと発音)の有名な「牛乳を注ぐ女」のパンを至近距離でよ~く見ると、無数の細かい点で描かれているのがわかります。印象派以前にすでに彼はこの技法を駆使しています。

5) Lumière : (光)

舞台のスポットライトと同じように絵画の中で際立たせたいものに光をあてる。影を使うことで光はよりドラマティックに対象を照らします。ルノワールの「Le Moulin de la Galette(ムーラン・ド・ガレット)」では、木漏れ日が光と影の斑点となって人々を照らしています。この光の斑点を描くことで実際に描かれていない木々の存在を鑑賞者に察知させます。これを hors  champ(オールシャン)と言います。

6)Temps :(時間)

一枚の絵の中に時間の流れを描きこんでいるのはティツィアーノの「ディアナとアクタイオン」。

狩猟の女神、ディアナがニンフたちと水浴びをしているところに、突然若い狩人アクタイオンが現れて、ディアナたちはパニックに。そして彼女の怒りに触れたアクティオンは鹿に変えられてしまうという神話を描いたもの。真っ先に気が付いたディアナ、左に並ぶニンフたちの事態の気づきの時間差が描かれ、さらに絵の上部には狩人が変えられてしまう鹿の頭部も描かれています。

7) Narration :(ナレーション)

絵の中で画家は何を語ろうとしているのか。歴史的な絵画であれば、その場面から全体のストーリーに思いをはせることができます。しかしまた、フェルメールの「絵画芸術(画家のアトリエ)」にいたっては、そのミステリアスな情景を読み解くことは容易ではありません。寓意を多く描いた画家だそうですから、きっとそれぞれに意味があることでしょう。画家のアトリエにしては豪華な大理石の床やシャンデリア、そのシャンデリアにはろうそくが一本も立てられていません。モデルの女性の持つ長いトランペットは、どうみても画家が製作中のキャンバスにはおさまりきらないサイズです。画面手前に描かれた厚くどっしりとしたカーテンは、まるで鑑賞者と画家のアトリエとの境界線のように見えます。このようにまさに「絵解き」のような楽しみ方もあるのですね。

絵画芸術 1666 美術史美術館 (ウィーン)所蔵

絵画芸術 1666
美術史美術館(ウィーン)所蔵

 

以上、ダニエルのプレゼンのほんの一部をご紹介いたしました。正統な技法で写実的に描かれていると思っていた絵が、実はどこかでデフォルメされている、という例をたくさん教えられました。
例えば、アングルの「オダリスク」。美しい背中が印象的ですが、確かにその長さは尋常ではありません。組んだ向こう側の足の位置も無理があります。ちらっと見える乳房もあり得ない位置に描かれています。メレンデスの「メロンと洋梨のある静物」も緻密な筆致で息をのむような美しさですが、テーブルに映し出された洋梨の黒い影は決して周りの他の物体と交わりません。まるで本物そっくりに描かれていると思う鑑賞者は、細かなところで実は裏切られているようです。美しさを追求するために現実をデフォルメして描く画家たち。しかしまた限りなく写真のように現実に忠実に風景を切り取るPhotorealismのRalph Goings(ラルフ・ゴーイングズ)の作品も衝撃的です。電灯の下のドーナッツの載った皿の影は、4層のグラデーションで描かれています。その観察眼とデッサン力、色使いといったあらゆる技を駆使して、写真の無機質な画像と寸分たがわない作品を作り出しています。写真だと思って眺めたものが実は油絵だとは…。絵画の前でこのようにだまされながら、またそれを楽しむのが絵画鑑賞なのかもしれません。

 

※Daniel Pizzoliは今回のプレゼンのために、メソッドについてはHector Obalk(芸術評論家)の作品を、歴史についてはDaniel Arasse(美術史家)の作品を参考にしています。

アートサロン

アートサロン「装飾コラージュ・カルトナージュ」:講座ご報告(2014年5月29日)

6月 3rd, 2014
アートサロン「装飾コラージュ・カルトナージュ」:講座ご報告(2014年5月29日) はコメントを受け付けていません。

P5290425  a la terrace

いよいよソフィの最後のサロンになってしまいました。カード、額入りの絵と徐々に大きな作品へと進んできましたが、今回は箱に挑戦です。古くなって汚れた箱や、形やデザインが気に入っていて捨てられない箱などを、コラージュの技法で美しく変身させます。まずは広いテラスで冷たい飲み物をいただいて一息つきながら(今日は本当に猛暑!まだ5月末ですが、ソフィ宅へ到着したときは全員汗でヨレヨレに…)ソフィにカルトナージュのコラージュについて教えてもらいます。

― まず箱を選ぶ。(皆さん、それぞれに箱を持参されていましたが、ソフィもたくさん素敵な箱を用意してくれていました。)

― ベースになる紙を選ぶ。カラフルな包装紙、壁紙、銀箔、papier de soie(シルクペーパー)などというものもありました。

P5290430  materiaux 2P5290426  materiaux

 

 

 

 

 

―モチーフを選ぶ。おしゃれなファッション雑誌、英字新聞、美術展のパンフレット、カレンダー、ナプキン等々。いろいろなデザインのマスキングテープもお店が開けるくらい種類が豊富。

―今回はニス入りの糊(vernis-colle  )を使用。作品によってはニス(vernis )を最後にかける。

ニス入り糊

ニス入り糊

P5290439 vernis

ニス

※最初からしっかりと構想を練る必要はない。好きな色の紙とモチーフをいくつか選んだら、まずは貼ってみること。だんだんイメージがふくらんできて、最初に考えていたものとは全く違うものになることもある。これがコラージュのおもしろさ。

 

 

実際にソフィの作品をみせてもらいました。服飾で使われるディスプレイ用のボディーと背もたれのない丸いイス。捨てられているのを拾ってきれいな花柄に仕立てました。命を吹き込む作業です。

P5290432  oeuvres de Sophie 2

 

そして一斉に素材選びにとりかかります。どれにしようか、これも素敵、あれも悪くない…子供のようにあちこちひっくり返して、モチーフ探しに必死です。至福の時間!!

P5290431  choisir des materiauxP5290436  atelier de collage decoratif

3時間の予定が見事に4時間にオーバー。まるで禅の修行のように声もなく、ひとりひとりがマイワールドに浸り、4時間集中しました。

出来上がった作品です。

P5290443  oeuvre d'AyakaP5290444  oeuvre de Kazue

 P5290446  oeuvre de MisakoP5290445 oeuvre de Yuriko

 

 

 

 

P5290447  oeuvre de TomomiP5290448  oeuvre d'Akiko

 

 

 

 

 

ソフィには、童心にかえって無心に楽しむアートの素晴らしさを教わりました。このソフィのサロンに参加して触発され、ちぎり絵の世界で修業を始めた若い参加者の方もいらっしゃいます。そして今日参加された皆様は、家の中に転がっている箱を見る目が変わることでしょう。どんなものでもコラージュの素材になることから、今後ますます物が捨てられないという問題もありますが…。

最後に参加者からひと言ずつお別れとお礼のあいさつをソフィに送りました。ソフィは目に涙を浮かべて聞いていました。まるで10年来の友人のような気持ちに全員がなりました。

―ソフィ、これが最後じゃありません。私達はそのうちパリのソフィの家に押しかけて、セーヌ川に面したテラスでまたコラージュを教えてもらいP5290425  Sophieます。そしてルーブル美術館をソフィに案内してもらいます。それが実現したら本当に素敵です。この中の何人かのマダムたちは結構本気かもしれません。ソフィ、泣いている場合ではありません。千客万来、大忙しになりますよ。ご用心、ご用心。アート以上にソフィの素晴らしい人柄に魅了されて皆様毎回のように参加されました。

Merci, Sophie !(ありがとう、ソフィ!)Au revoir(さようなら)は言いません。A  très  bientôt !
(またじきに会いましょう!!)

★ ソフィのサイトからも本日のコラージュの様子がご覧いただけます。フランス帰国後にもこちらのサイトを覗いていただければ、ソフィの活動をオンタイムで追うことができます。

logo bdf

 

 

 

http://leszas.wordpress.com/2014/06/02/atelier-collage-cartonnage-adultes/

 

 

アートサロン

カルチャーサロン「スウェーデンを知る」:講座ご報告(2014年5月27日)

6月 1st, 2014
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広尾の交差点の雑踏を抜けて聖心大学の敷地に沿って歩いていくと、街並みはにわかに静かな高級住宅地に変わります。マンションかと見まがう豪邸と外国人御用達といった感じの超高級マンションが並んでいます。手足を真っ黒にして走り回るこどもの姿はありません。たまに通りかかる子供はどこかの私立学校の制服をきちんと着て、まっすぐわき目もふらず静かに家路を急いでいるという風情。本日のカルチャーサP5270384  pour souvenirロンのグニラ宅は、そんなハイソな住宅地の一角にあるマンションです。スウェーデンの民族衣装を着たグニラがにこやかにドアを開けて迎え入れてくれます。国旗と同じ青と黄色を合わせた衣装には、可愛い花の刺繍がほどこされています。この民族衣装は、王室の方々も全く同じものをお召しになるのだとか。スウェーデンの紹介をしてくれるということですが、これはかなり気合が入っています。広~いリビングに通されると、まずは飲み物と彼女手作りのケーキのおもてなしを受けます。フワフワのチョコレートケーキにココナツがトッピングされています。柔らかくて様々な味が重層的に口の中で広がるこのケーキのなんと美味なこと!そしていよいよリビングの大きなディスプレイを使ってスウェーデンのプレゼンテーションが始まります。地理から始まり、自然、歴史、政治、文化、経済、社会とあらゆる角度から映像を使って(時には音楽も!)説明がありました。知っているようで知らなかった北欧の国が急に身近なものに感じられる素晴らしいプレゼンテーションでした。おもしろかったことを少し以下にご紹介いたします。

― ヨーロッパでは3番目に大きな国。人口はわずか950万人。その90%が南部に集中しています。夏でも北部では12度、南部で18度と涼しいですが、冬は北部で―15度、南部で+1度まで下がります。一年で一番日照時間が長いP5270395 decoのが、6月中旬で、平均20時間。北極圏近くの地域では全く太陽が沈まない、いわゆる白夜になります。反対に12月中旬には一日6時間しか太陽が現れません。北極圏の地方ではまったく日が昇らないところもあるそうです。

― 首都ストックホルムはMalaren湖に浮かぶ14の島を50ほどの橋でつないで出来た都市。ストックホルムの土地の30%が運河で、公園などの緑地も30%ほど。水と緑豊かな都市です。

― スウェーエンといえばバイキング。17世紀にはバルト海の諸国にまで勢力を伸ばしましたが、戦争に次ぐ戦争で国は疲弊し、存亡の危機を経験したスウェーデンは、平和国家の道へと大きく舵を切ることに。ヨーロッパ諸国の中で2回の世界大戦に参戦しなかった数少ない国のひとつだそうです。

― スウェーデンは「男女平等社会」。国会議員の50%は女性が占めています。羨ましいのは「産休制度」です。子供が生まれると基本的に両親双方が産休を交互にとって育児を分担します。およそ7割の父親がこの産休をとるそうです。有給産休が認められているのは480日間。父親と母親双方とも最低60日の産休をとり、残りについてはどちらかが担当するというもの。この男女平等の精神は王室の後継者についても反映されています。かつては王位を継承するのは「一番上の男の子」でしたが、1980年に「一番上の子供が継承する」と法律が改められました。それで現在のカール国王の後継者は長女のヴィクトリア王女となっています。

― スウェーデンの社会保障制度も有名です。収入が多ければ支払わなければならない税金も高額になりますが、その税金はきちんと国民に還元されています。医療費も教育費も基本的に無料で受けることができます。「子供から老人まで」手厚く保護されているのですね。

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― 今やスウェーデンと言えば、その優れたデザインを抜きには語れません。服のH&Mは勿論、イケアの家具やインテリアグッズは、日本にもあっという間に浸透しました。スウェーデンのインテリアデザインが優れているわけは?それは暗くて長い冬と関係があるそうです。どうしても室内で長時間過ごすことになりますから、快適に暮らせるように工夫していかなければなりません。ポップな色調やお洒落なデザイン、灯りなどを上手に取り入れて外の暗さとは反対の明るさを演出するようになりました。スウェーデンの家は木造で赤色のペイントで塗られていることが多いそうですが、暗い冬には太陽のような明るい色が必要なのでしょうね。

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― スウェーデンの企業も有名なものがたくさんあります。ミルクやジュースのパッケージを作っているTetra Pak(テトラパック)、H&M, イケア。Skypeは現在マイクロソフトに買収されてしまいましたが、もともとはスウェーデン企業でした。スウェーデンの代表車のVolvo。こちらも残念ながら今は中国企業の傘下に入ってしまいましたが。

― それから忘れてはいけないのが「ノーベル賞」。ダイナマイトの発明などで莫大な富を築いたAlfred NOBEL(アルフレッド・ノーベル)の遺言に従って、毎年12月10日にストックホルムで、文学、医学、物理学、化学、経済の分野で功績のあった人に賞が授与されます。平和賞だけは同じ日にノルウェーのオスロで授与されます。これはノーベルの指示によるもので、彼が生きていた19世紀にはスウェーデンとノルウェーは連合国家だったからだそうです。

ほんの概略だけをご紹介いたしましたが、これだけ見てもスウェーデンという国の力、魅力がお分かり頂けるのではないでしょうか。オーロラや「氷のホテル」、大自然など枚挙にいとまがありません。最後の一手は、スウェーデン料理です。それではグニラのキッチンへと移動いたしましょう。

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ビュッフェ式でいただく料理は以下の通りです。

―ニシンのマリネ  じゃがいもと卵を添えて
―サーモンマリネ  サラダとともに
ースウェーデン風ミートボール
―ジャンソンの誘惑 (ポテトとアンチョビーのグラタン)
―チーズ
―クラウドベリーのパルフェ(アイスクリーム)
飲み物:AKUVAVIT(アクバビット)& スウェーデンのビール

 ニシンのマリネは残念ながら生のものが入手できなかったため、瓶詰の4種のマリネをいただくことに。他の4品はすべて作り方をデモンストレーションしてくれました。

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ニシンのマリネ

いろいろなマリネ液があり、どれもおいしい。ゆでたじゃが芋とゆで卵と一緒にいただきます。

サーモンマリネ

P5270400 saumon marine塩、こしょうと砂糖、そしてディルを刻んだものをサーモンの身にすりつけて、重石をして2日間冷蔵庫でねかせておけば出来上がり。酢を使わないので、かすかな甘みとディルのさわやかな香りが楽しめます。

 

 

スウェーデン風ミートボール

生クリームで数分しとらせたパン粉とひき肉(牛肉、豚肉、仔牛肉)、玉ねぎ、卵、ナツメグ、塩、こしょうを混ぜ合わせ、ボール状にします。これをフライパンにバターといっしょに加えて焼きます。フワフワの出来上がりになります。

 ジャンソンの誘惑  グラタン

P5270401 anchois sans huile玉ねぎとじゃがいも、アンチョビーを交互に耐熱皿にしいて最後に生クリームをかけ、パン粉を振りかけて、オーブンで焼くだけのシンプルな料理ですが、とてもおいしい!今回は「アンチョビーの水煮」を使用。手にはいらないければ、オイル漬けのアンチョビーでもOKです。

 

 

P5270421 parfait aux baies polairesクラウドベリーのパルフェ

卵黄、砂糖、水を湯煎しながら混ぜ合わせてクリームを作ります。固く泡立てた生クリームとクラウドベリーのジャムを入れて混ぜ合わせ、冷凍庫に4時間ほど入れておきます。クラウドベリーのプツプツ感がおもしろい、軽くて上品な甘さのアイスクリームの完成です。

P5270416 liqueur 40 degres食卓では、AKVAVITというじゃが芋の蒸留酒とスウェーデンのビールがサービスされました。

AKVAVITは冷たく冷やしておいて、食卓でビールといっしょにいただくそうです。42度もありますので、寒い冬にはさぞ体が温まることでしょう。

グニラの素晴らしい「おもてなし」とAKVAVITの相乗効果で、私達の心もホカホカ温かくなりました。 Tack, Gunilla ! (ありがとう、グニラ!)

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