「へび」か「えび」か!?
在日数十年のフランス人の神父様がいつかこんなことをおっしゃってました。
― 私はいつも悩むんですよ。中華料理を注文するときに、「へびチリソース」だったか、「えびチリソース」だったか…。干支は「えび年」か、「へび年」かってね。
フランス語のHは、表記はされても発音はしません。例えば、日本人の若者が大好きはハンバーガー(hamburger) は、フランス人が発音すると「アンブールジェ」です。どんなフランス料理かと思ってしまいます。北海道も「オッカイドー」となって、なんだかとても怖い場所みたいになります。
日本語のHの行は「ハ・ヒ・フ・へ・ホ」とhをしっかり発音するのだということが、フランス人の頭を混乱させてしまいます。hが要らない言葉に時々わざわざhをつけたり、hが必要な言葉なのについhを発音しないで言ってしまったりします。
日本語の授業では、こうした「言い間違い」は日常茶飯事です。
教師:「ごはんは何で食べますか?」
生徒:「アシで食べます。」
教師:「これはいくらですか?」
生徒:「ひゃくへんです。」
教師:「ウ〜ン… それ、どこのお金ですか?」
また、ある授業で教師はビジネスマンの生徒に「授受動詞」の絵を見せながら導入をしていました。
教師:「ハイ、これは?」
生徒:「もらいます!」
教師:「ハイ、いいですねェ。じゃ、これは?」
生徒:「ハゲマス!」
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