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Sortie amicale :交流会(4) 陶芸体験教室 2014年4月4日

2014年4月13日 日曜日

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今回は田村先生に江戸川橋駅近くにある先生のアトリエで大皿を習います。集まったのはフランス人3人、日本人2人。「手が不器用だから…」という理由で不参加になった方が多かったのは残念でした。参加した方々も全くの初心者。絵心はないけれど、どんな風に作るのか体験してみたい…そんな好奇心旺盛の集まりとなりました。

まず粘土選びから。今回は「白土」「赤土」「クリーム」の三種から選びました。同じ釉薬をP4040353かけても、土の色が違うと焼き上がりの色が変わってきます。そこでまずは見本の小皿で色の風合いを確かめます。
次に形を決めます。やや深めの花弁のようなカーブをもった器は型の上に粘土をかぶせて成形します。今回は初心者ばかりなので、角皿と楕円形の皿に挑戦。どちらかというと角皿の方が初心者向きだそうです。

 

 

P4040358P4040357次に絵柄を決めます。たくさんの本の見本をひっくり返しては悩んだ末、決まったのは、リボン状の線、草、鳥、波、一人のフランス人の方は、ひらがなの「べ」を選びました。名前の頭文字です。このひらがなを崩して、山の端を飛んでいく二羽の鳥という絵柄です。
ハトロン紙に絵柄を描きます。その間に田村先生が5人分の土を準備してくれます。

P4040363ローラーを使ってまるでパイ生地をのばすように粘土をなじませます。それを各自、準備していただいた厚紙の型に合わせて、厚さを整えて行きます。10㎜から始めて、角皿は9㎜までのばします。楕円形の皿は更に6㎜の薄さにします。

 

P4040370 P4040366図柄を入れて行きます。柄を描いたハトロン紙を粘土の上にしき、竹串でそっとなぞっていくと、粘土の上にうっすらと文様が残ります。これは焼成のとき、先生が描いてくださることに。そして、成形。角皿は4面の縁を心持ち上に持ち上げます。粘土をソーセージ状にのばしたものを、各面の下に入れて縁が垂れ下がらないようにして乾燥させます。

今回はここまでです。それでも当初の予定を大幅にオーバーして4時間ちかくかかりました。田村先生がひとりひとりにつきっきりで指導してくださったためです。

あとは半乾燥させた粘土を削り出して皿を薄くし、さらに乾燥させ、絵柄に色付けをして第一焼成。そのあと釉薬をかけて好みの皿の風合いをだして、第二焼成。この工程をすべて田村先生が引き受けてくださることに。従ってとても初心者が作ったとは思えない立派な大皿が出来上がること間違いなしです。

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