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Archive for the ‘フランス情報’ Category

知ってる?知らない?フランス食品あれこれ

9月 13th, 2016
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最近は郊外の小さなスーパーでも輸入食品が棚に並んでいたりして、まして都会の高級食品を扱う外国人御用達のスーパーへ行けば、まるでどこか海外の店にいるかと錯覚するほどの品揃えです。「もはや日本で手に入らないものはない!!」と言いたいところですが、実際のところ「見たことも聞いたこともない」食品のほうが多いのではないかと思います。365日毎日3度の食事をとり続ける人間の食に対する旺盛な探究心、味覚の快楽への際限ない欲求が、次々と新しい味覚、食感、香りを生み出しているからです。フランスからちょっと珍しい食品をいくつかご紹介します。すでにご存知の方もあるかもしれませんが、日本ではなかなか入手できないものばかりです。

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☆ Confit d’Oignon à la Figue sèche

ドライいちじくと玉ねぎのコンフィ。材料は玉ねぎ、赤砂糖、ジュラ地方の有機シードル酢(これも見たことがありません!)、ドライいちじく、塩、コショウ、ナツメグ、クローブ。お味は甘い玉ねぎのジャムといったところ。フォワグラ、ソーセージ、肉、ラクレット、サラダ、サンドイッチ、チーズなどに合うと表示にあります。試しにゆでた豚肉のスライスにつけていただくとこれが美味!この酸味のある甘さが絶妙です。豚肉とフルーツは相性がよく、リンゴやプラムなどと一緒に料理されることもありますが、なんといってもこの瓶詰は便利です。

☆ Griottines

Griotte(グリオット)というさくらんぼうの一種の実をKirsch(キーッシュ)リキュールに漬け込んだもので、コーヒーなどと一緒に食後にいただくちょっと高級なデザートです。相当にリキュールが強いのでお酒の苦手な方には要注意ですが。フランス東部のFranche-Comté(フランシュ・コンテ)地方の有名な瓶詰です。ただ、アサヒビールがこれをオンラインショップで販売しているのを発見。ちょっと有難味が薄れましたが…。

 

 

 

☆ Bouquet Garni

ブーケガルニ、といえばフランス料理の煮込みなどのときによく使われる香辛料ですね。タイムとパセリとローリエをガーゼなどに包んでスープの中に投入…していた方もこのクノール社のブイヨンならこれを1粒投入するだけでOKです。とても便利!塩も含まれているので、調味には注意が必要です。Aさんからお土産でいただきましたが、ずっと昔からあるとのこと。知らなかったのは私だけ??

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☆ Tourteau Fromagé

トゥールト・フロマジェは、フランス東部のPoitou(ポワトゥ)地方の菓子です。真っ黒に焦げた外側にはびっくりしますが、ケーキの内側は白いフワフワのスポンジです。パイ生地に山羊チーズと卵、小麦粉、砂糖、バニラなどを混ぜたものを流し込んで焼き上げます。外側の焦げた皮はさほど苦くはなく、中のスポンジは甘さもあっさりしていて朝食にいただいてもいいような軽さだそうです。昔はボール状に底が丸くなった土器で焼いたそうですが、現在ではサラダボールを代用することもあるとか。このお菓子は伝統的に結婚式のときに作って配られていたものですが、現代でもイースターなどのイベントの会食で出てきます。またデザートや朝食、おやつとして今でもこの地方で食べられているお菓子です。この写真はIさんにいただきました。地方ごとにいろいろなおもしろい食べ物があるんですね。また珍しい食べ物があったらご紹介いたします。皆さまもフランスへ旅行に行かれたら、是非スーパーマーケットや街角のパン屋さんを覗いてみてください。そして「見たこともきいたこともない」食べ物に出会ったら是非パチリと写真をとって私たちに見せてください。お味のコメントといっしょに!!

 

フランス情報, 未分類

パリの公園 Parc Floral Paris

6月 3rd, 2016
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Parc Floral Paris

今年の5月のゴールデンウイークには、フランスへ行かれた方も多かったようです。昨年12月のテロ事件後、旅行者が激減してパリの人たちは歯ぎしりしたことでしょう。「これはテロリストの思うつぼだ」と。ですから、「是非パリへ来て!」とパリに住んでいる人たちからラブコールが頻繁に送られてきたりもしました。「日常を変えないで暮らすことが唯一の抵抗」と言っている人もいます。ですから、日本から再び少しずつながらも観光に訪れる人が増えることは喜ばしいことでしょう。Atsukoさんもその一人。ちょくちょくフランスへ出かけて行って、観光客というよりも町の中に溶け込んで住人の目線で滞在を楽しんでいるようです。今回は12区VincennesにあるParc Floral Paris(パリフラワーパーク)に行かれたそうで、写真を送ってくださいました。

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Vincennesの森はナポレオン・ボナパルトが19世紀に軍隊の演習場として使用していたものですが、ナポレオン3世が1860年にパリ市に譲渡し、パリの西16区にあるBoulogneの森と対になるように公園として整備されたそうです。広さは31ヘクタール。(新宿御苑は58ヘクタール少々ありますので規模が何となくわかりますね。)パリ市内の公園としては4番目の規模だそうで、都会の中のオアシスといったところでしょうか。この公園の造形には日本的な要素も見られるようですが、これは1964年に東京オリンピックが開かれたときに影響を受けたものだそうです。Atsukoさんが送ってきてくれた写真にも盆栽がたくさん見られます。その名前の通り、季節ごとにいろいろな花が咲きそろい、広々としたスペースではピクニックをするパリ市民も多いそうです。イベントもいろいろ開かれているようですから、石畳の散歩に飽きた向きにはこのような草木に囲まれた空間でのんびり過ごすのもいいかもしれません。最後はAtsukoさんのコメントです。

この時期、日が長いので20:00までopenです。園内には盆栽庭園?もあります。ちびっこ連れが沢山いました。フランス人をはじめ、アラブ系やアジア系の人も沢山いて、皆仲良く、テロなんてない平和を願わずにいられませんでした。

 

フランス情報

おフランス的花見

4月 18th, 2016
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九州熊本と大分が深刻な地震災害に見舞われていることは世界中のメディアが伝えているようで、昨年夏に帰国したマリ先生からもお見舞いのメールが届きました。

なぜか2011年の東北大震災も桜の花の時期でした。今回も桜の開花が日本列島を北上している最中に起こりました。そのためではないでしょうが、マリ先生が一緒に送ってきた写真もフランスのお花見。

photo par Marie

photo par Marie

パリ近郊のParc de Sceaux(ソー公園)は八重桜がまるで日本の桜のように密集して植えられているので有名らしいです。写真を見るとまだ五分咲きですが、ソー公園のウィキペディアを見ると満開の様子はかなりインパクトがあります。座っている人もいますが、立っておしゃべりに花を咲かせているグループも多い。座っている人たちはというと、スナックの袋にミネラルウォーターのボトルが転がっていたり、静かに紙コップでお茶らしきものを飲んでいるグループも。お弁当らしきタッパーが数段並んでいるグループもありますが、日本の上野公園や代々木公園のような「音」を感じない、静かな花見風景です。桜の木に横断幕がかかっていますが、「LES  TANUKI   A L’OUEST 日本」と読めます。これは?とインターネットで検索したところ、フランスの日本文化を愛する非営利団体の名前らしいです。フェースブックにソー公園でお花見をするイベントの告知が載っていました。「オベントウも持って来たらこれぞ日本のお花見」といった文も見られます。今、ヨーロッパ、とくにフランスでは日本文化がとても流行しているとよく聞きますが、納得させられる内容です。FBではお花見のときのベントウの写真もたくさんのっています。

https://www.facebook.com/Les-Tanuki-à-lOuest-651047488265349/

またこのページでは

pour les nostalgiques du bento dans le train …..c’est le moment (駅弁にノスタルジックを感じる人達に…今でしょ!)という投稿といっしょにおもしろい情報が掲載されていました。

「2016年3月1日からパリのリヨン駅で日本のJRが東京駅で販売しているものと同じ弁当を売り出す」

期間限定らしいですが、パリで駅弁の需要が見込まれるということですね。

photo par Marie

photo par Marie

なんだか嬉しいですね。ついこの前までは日本人の片思い的なフランス熱が目立ちましたが、今やそれに劣らずフランス人の日本文化に向ける視線の熱いこと。やっと「相思相愛」になれたでしょうか??

最後にソー公園の八重桜にも負けない、雅な桜、「白妙(しろたえ)」のアップでおフランス的花見にエールを送りま~す。

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photo par Sachiko

フランス情報

料理サロン:講座ご報告(2016年4月8日)  

4月 16th, 2016
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P4082240 cuisine de Berengere桜の花もこれで散ってしまうかと心配した雨の翌日、ぴかぴかの鏡のような青空が広がりました。桜の花びらはそこかしこにうっすらと散ってはいるものの、枝にはまだ7分ほど咲き残っていて、その健気さにちょっと嬉しさがこみ上げてきます。しかも今日はベランジェールの料理レッスン。朝からメニューを考えるだけで「お腹のムシ」が大合唱。いつものようにキッチンはこれからの「切る、混ぜる、炒める、焼く」といった戦いを前に、食材、道具が整然と並んでそのときを待っています。On y va ! (じゃ始めましょう!)というベランジェールの掛け声とともに彼女のキッチンは温かな湯気をたて、フードプロセッサの高速回転の音と一緒に胃の腑を刺激する美味しそうな匂いが漂います。さあ、本日のメニューです。

 

P4082282 salade epinard

Salade d’Epinards et Vinaigrette chaude à l’ail

ほうれん草のサラダ、ガーリックのホットドレッシング

ベストはベビースピナッチですが、今回はふつうのほうれん草の柔らかくて小ぶりの葉

ホットドレッシング

ホットドレッシング

を選んでよく洗い、水気を切っておきます。そして熱々のドレッシングを作ります。オリーブオイルを鍋に入れて火にかけ、温まったら細かくみじん切りにしたニンニクを加えて少し色づくまで更に加熱します。ドライトマト、ケイパー、ブラックオリーブ、レモン汁、タイム、コショウを加えさらに1分加熱したら、この熱々のドレッシングをほうれん草の上からかけます。カリカリに焼いたパンにナスのキャビアをのせてサラダに添えたら出来上がりです。超簡単レシピーながら、彩りといい、にんにくの香りとオリーブやケイパーの酸味と塩味にほうれん草の独特の食感が相まって、目からうろこの美味しさです。ポパイのようにモリモリいただきました。

P4082290 blanquette au riz

Blanquette de Poulet aux LégumesPrintaniers

チキンと春野菜のブランケット

このブランケットはBlanc(白)を語源とする、白いソースのことです。大きな鍋にオリーブオイルを少々注P4082253 legumes pour blanquetteぎ、そこへセロリ、にんじん、玉ねぎ、ポワロ(長ネギ)を加えて焦がさないようにきをつけながら5分炒めます。次に一口大に切った鶏もも肉(皮の部分は取り除く)も加えてさらに5分炒めます。水をひたひたに注ぎ入れ、ブイヨンキューブ、ニンニク、グローブ、タイム、ローリエの葉、塩、コショウも加えて、フタをして時々かき混ぜながら弱火で煮込みます。別の鍋に四つ切りにしたマッシュルーム、レモン汁、バター、塩コショウを入れ、ひたひたに水を注ぎ入れて15分ほど煮込みまP4082259 champignons pour blanquetteす。レモン汁を入れて煮ることでマッシュルームの白色をたもてるようです。火が通った鶏肉と野菜(にんじん、長ネギ、玉ねぎ)を取り出し、ブイヨンはこしておきます。別鍋でバターを溶かし、一気に小麦粉を加えて混ぜ合わせ、ブイヨンを少しずつ加えてのばします。全体にとろみがついてきたら、生クリームと卵黄1個を合わせたものをソースに混ぜ入れます。レモン汁少々も加えます。肉と野菜にソースを注ぎ入れ、マッシュルーP4082277 sauce de blanquetteムも加えます。炊いた白米(タイライス)を付け合わせていただきます。野菜の旨味がベースになったブランケットソース、バターや生クリームを使っているのにとても軽やかです。こういうのを深い味わいというのでしょうか。付け合わせの米にソースがしっかりとからんで美味しいのですが、バゲットでソースをすくっていただくと、パンの塩味が加わるからでしょうか、また違った美味しさになります。ブランケットソースなら子供も喜びそうです。

 

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Baba au Rhum à l’Ananas

ババオラム、パイナップル添え

Babaはポーランド語でスポンジケーキのこと。19世紀にポーランド人の菓子職人がパリに「オ・ババ」という店を開き、そこで販売されたラム酒風味のシロップに浸したケーキが現在のババオラムのルーツだとか。1P4082247 pate de baba au rhum8世紀にポーランドの王様が「千夜一夜物語」の主人公アリ・ババにちなんでこのスポンジケーキを「ババ」と名付けた、という説もあるようですが真偽のほどはわかりません。温めたミルクに小麦粉とイースト、卵、塩少々、砂糖を加えてよく混ぜ合わせます。全体がよく混ざり合って弾力が出てきたら、室温で柔らかくしておいたバターを少しずつ加え混ぜます。ババの型(プリン型のようなものでも可)に半分ほど流しいれて、温かい場所で1時間ほど発酵させます。170℃のオーブP4082273 baba trempe dans le siropンで25~30分焼きます。その間にシロップを作ります。水に砂糖、割いたバニラビーンズ、干しブドウを合わせて火にかけます。皮をとり、一口大にカットしたパイナップルも加えて10分ほど煮たらパイナップルは取り出しておきます。次にシロップにラム酒をたっぷり(!)150cc加えて火を強め沸騰させます。ババを型から外し、深皿に並べて上からラム酒のシロップを回しかけて、スポンジに吸い込ませます。生クリームを固く泡立P4082271 ananas pour decoration de babaてて、よく冷やしたババにパイナップルとともに添えていただきます。ババの生地はかなり膨らみます。今回は小さなババの型に入れましたが、角形の型で作って、四角く切り分けていただいてもよさそうです。さらに大人の味にしたい場合はババの上からラム酒を振りかけていただきます。冷えた白ワインのせいか、ババオラムのせいかわかりませんが、皆さまのおしゃべりがいつも以上に弾んだのは確かです。P4082288 dejeuner ensemble (2)

カルチャー講座, フランス情報, 料理サロン

Le Japon en France  フランスでみつけた「ジャパン」

2月 7th, 2016
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マリから皆さんに写真が届きました。

何と何と…「寿司キット」「わさび」「スープみそ」棚の上から下まで日本食品がぎっしり並んでいます。醤油はもちろん、海苔、テリヤキソース、ごま塩らしき瓶もあります。東京に長く住んだマリはパリでこの光景に遭遇して「!!」と思ったに違いありません。日本食がブームになって久しいですが、今やフランス人の食生活にジワジワと浸透し始めている様子です。「カニかま」などは日IMG_1064本でおなじみのスティック状のものばかりでなく、薄くハムのようにのばしたもの、極太サラミ風のもの、中央に山羊チーズの入ったものまで、日本をしのぐバリエーションです。パッケージにはフランス語でbâtonnets Saveur Crabeと書かれています。Surimiという言葉を使っているメーカーもあります。

https://www.bing.com/images/searchq=batonnet+saveur+crabe&qpvt=batonnet+saveur+crabe&qpvt=batonnet+saveur+crabe&FORM=IGRE

かつて日本は欧米から新しいものを取り入れては独自に変化させてきましたが、その流れが今は逆になっているんですね。この先、日本人が見たらそれがもとは日本食品だったとはわからないほどの進化をとげた「新食材」が登場するかもしれません。

フランス情報

フランスBIO マルシェ

10月 15th, 2015
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本日は9月末にフランス旅行から帰っていらしたアツコさんからの情報です。

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BIOマルシェとは、marché  biologique 有機農法の産物だけを扱うマーケット。農業大国フランスの農産物はどれもおいしいのですが、やはり健康安全志向はフランスでもジワジワと広がっているのでしょうね。パリにはBatignolles(バティニョル)とRaspail(ラスパイユ)の二つがあるそうです。野菜などの食品以外にも化粧品や石鹸なども売られているので、珍しいお土産をゲットできるかもしれませんね。

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今回は、BatignollesのBIOのマルシェで買ったゲランドの塩(Fenouil、Piment d’espeletteの2種類)です。夏の間、暑くてずっとお料理をさぼっていたのですが、涼しくなってきたので、これを使って頑張りたいと思います。
BIOのマルシェはRaspailが有名ですが、こちらもおすすめです。珍しい野菜が沢山並んでいました。蜂蜜のお店のボンボンはおいしいです。おすすめ!
でもお値段はそれなりにするので、住んでいた頃は私も若かったし、東京で貯めたお金を切り崩しての生活だったからなかなか買えませんでした。
今、大人になって?良さがわかるようになったのかもしれないです。
Batignolles BIO marché :  Métro 2番線、Romeが最寄駅で、土曜日の午前中開催です。  (文と写真by Atsuko san )

ゲランの塩2種

ゲランドの塩2種

 

 

フランス情報

料理サロン:講座ご報告(2015年9月17日)

9月 26th, 2015
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P9171876  salon et salle a manger

夏休み明けのサロンには8人もの方々が参加してくださいました。あいにく雨脚の強い悪天候ではありましたが、ひとたび家の中に入ってしまえば、こんな料理日和はありません。キッチンの大きな窓ガラスに雨の滴が当たっては流れていく向こうに、木々の緑とビル群と鈍色の雲の流れる空がまるで絵画のように控えています。キッチンのカウンターには、本日の主役の野菜と果物がこれまた静物画と見まがう静謐さで私たちを待ちうけています。リビングで全員の記念写真をとります。イタリアンテイストの色調にまとめられたおしゃれな空間には、コンタンポラリーアートの巨大なポートレートやオブジェが美術館さながらに飾られています。ぜひまねをしたいところですが、そのためにはこの広々とした空間がまず必要です。よく日本人の方がおっしゃいます。「絵は大好きなんだけど、飾るカベがないの。」そう、日本人の家は本棚、タンス、テレビ、サイドボードなど本当に家具が多いですね。大きな絵を飾るスペースがなくなるのも当然。そういえばベランジェールのリビングにはテレビが見当たりません。ソファーと椅子とテーブルの他には、棚が少々あるだけ…。すっきりしているわけです。今度テレビがどこにあるのか聞いてみなくては…。

P9171842  legumes pour la terrine

P9171843  peches

 

 

 

 

 

さて、本日のレッスンで習う料理は以下の3品です。

 

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Terrine de Légumes confits(野菜のコンフィ、テリーヌ)

アントレは野菜のテリーヌ。スライスしたズッキーニは塩コショウを振ってオリーブ油をたらし、そのまま電子レンジで軽く加熱します。なすは皮をむいてさいの目にカット。オリーブ油で松の実とにんにく、玉ねぎのみじん切りを炒めたところになすも加えて炒め、水も加えてフタをして蒸し煮にして、ナスをキャビア状にします。パプリカはピーラーで薄く皮をむき、くし型にカットしたものをオリーブオイルと一緒にフライパンでしんなりするまで炒めます。パプリカの皮は、グリルやオーブンで焼いたりしてむくことが多いですが、ピーラーを使うと、パプリカ本来の美しい色をとどめることができます。次にトマトのクリソースを作ります。フライパンでみじん切りの玉ねぎを炒め、トマトの果肉を加え、塩こしょうで味を調えます。ミキサーにかけて水を加え、バルサミコ酢少々と刻んだコリアンダーを加えます。水にふやかした板ゼラチンも加えて再度加熱してゼラチンをよく溶かします。テリーヌ型の内側をラップでしっかり覆います。(型から外すときとても楽です。)型の底にまずズッキーニを切り口が平行になるように並べ、次にナス、パプリカ、トマトのクリソースという順番で重ねていきます。冷蔵庫で4時間冷やしておきます。

いただくときに型からはずし、銘々の皿にロケットサラダをしいて厚めにカットしたテリーヌをのせます。トマトソースのほのかな酸味といろいろな野菜の異なる食感が楽しめます。夏の暑さに疲れた胃袋にやさしい滋味豊かな一品です。

 

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Saumon en papillote, sauce mousseline (サーモンのパピヨット、ムスリーヌソース)

メインディッシュはサーモン。クッキングシートの上にサーモンの切り身をのせて、塩こしょうをふり、オリーブ油もまわしかけます。シートの両端をキャンディーのように絞ってタコ糸でしばります。180℃のオーブンで15~20分焼きます。魚料理はやはりソースが決め手となります。本日のムスリーヌソースは絶品です。バターを180g、卵黄3個、レモン汁一個分、塩こしょうを湯煎で混ぜ合わせます。マヨネーズくらいのとろみがついたら火からおろして固く泡立てた生クリームと合わせます。大量のバターに生クリーム、お約束のフレンチソース。たまにはこんなリッチなソースも目をつぶっていただきましょう。本当に絶品!!!

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Sabayon de Pêches (桃のサバイヨン)

 

新鮮な桃が手に入ったら是非トライしたいデザートです。桃は適当な食べやすいサイズにカットしておきます。次にソースを作ります。卵黄にレモンの皮、砂糖、バニラビーンズそして白ワインも加えます。その間絶えずしっかりと泡立て続けます。次に湯煎にかけてさらに分量が2倍か3倍に膨らむまで泡立てます。このソースを桃の上に回しかけ、ローストしたアーモンドの薄切りを散らして出来上がり。バニラの香り高い上品なサバイヨンソースは決して桃の富貴な香りを殺さず、混然とまじりあって限りなく美味。

P9171853  cours de cuisine今日は3種のソースを習いました。トマトのクリソース。泡という意味のmousse(ムース)を語源としたムスリーヌソースはその名の通り軽くてなめらか。サバイヨンソースは温かいうちに果物や菓子にかけていただきます。まさにソースに始まり、ソースで終わるフレンチコース。ベランジェールの料理は素材本来の味を大切にし、ソースは美味ながら、素材を引き立てる脇役に徹しています。みんながメインディッシュの肉や魚になることを目指している今のご時世に、肉や魚をおいしくするソースみたいな人生もあってもいいかも、と深く思うのでした。

 

 

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パリのアパルトマン滞在

8月 2nd, 2015
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2008_1026陽子のパリ旅行2008年9月0074梅雨明けから途端に連日の猛暑。でもヨーロッパも今年は暑さが半端ではないようです。ベルギーからの便りでは、39度の熱波に2度も見舞われたとか。パリも36度の暑さだとはパリから帰国されたKiyokoさんの話。地球温暖化は猛烈なスピードで進んでいるようです。クーラーなど縁のなかったパリでも最近はクーラーを備えたホテルが増えてきたそうです。Kiyokoさんは今回のパリ旅行ではアパルトマンを借りて滞在されたそうですが、そのアパルトマンの備品の扇風機が故障していて、卓上型の小型扇風機がかろうじて動いた…とは何ともフランスらしいアバウト加減。でもホテルとは違ってキッチンもあり、パリジェンヌになった気分の滞在だったようです。

2008_1026陽子のパリ旅行2008年9月0056このアパルトマン滞在、一度はやってみたいと思う人は多いと思いますが、どうやって探すかとなると言葉の問題もあり、容易ではありませんね。日本人スタッフがパリ現地に常駐し、物件の紹介から手続きまで代行するサービスを提供しているサイトを目にしたことがありますが、ちょっと高めです。

アパートメントホテルは、ホテル本来のサービスの他に部屋にキッチンなどがついていてアパルトマン滞在の疑似体験ができますが、どうしても割高です。時期と立地にもよりますが、夏などのハイシーズンなら、6区サンジェルマン・デ・プレで6日間滞在の場合、1泊200ユーロくらいになります。Hotel Citadines(ホテル・シタディーン)のサイトの日本語版のリンクを貼っておきます。但し、これはユニット料金ですから、2人の場合は一人100ユーロ。

http://www.ena.travel/hotel-area/europe/France-Paris-bhjiji/IledeFrance-Paris-Citadines_Apartaposhotel_SaintGermaindesPr%C3%A9s_Paris-biicih/?gclid=CjwKEAjw0NytBRD-1d3QsdHNpR0SJACGXqgRj0f3fOHK7Wq8J_SJdgAGyHzTfzKVLnxWhrIPsbFkqxoChJPw_wcB

Kiyokoさんが利用したのはLODGIS http://www.lodgis.com というエージェントです。
日本語サイトがあります。同じ時期、サンジェルマン・デ・プレの小さなアパルトマンを6日間借りると、およそ1泊135ユーロ(大きさによってはもっと高くなります)、二人でシェアすれば一人70ユーロくらい。物件探しはこのサイトからできますが、実際の契約手続きはオーナーとのやりとりになるので、英語かフランス語が多少できないと難しいそうです。またこのほかにエージェントに手数料を払わなければなりません。Kiyokoさんは312ユーロ払ったそうですから、これを含めると二人で1泊200ユーロくらいになりますね。アパルトマンの大きさや期間などによって手数料は変動するようです。

その他では、Homelidaysというサイトがあります。世界中の国の中短期レンタル可能なアパートや家を紹介しています。パリの物件のサイトのリンクを貼っておきます。

http://www.homelidays.com/location-vacances/france/paris/r1216

日本語版はありません。フランス語や英語で検索する必要がありますが、例えばサンジェルマンで6日間、上と同時期に滞在すると、894ユーロからあります。1泊149ユーロ、二人でシェアすれば一人75ユーロほど。物件を自分で選んでオーナーと直接メールでやり取りすることになります。これはフランス人から教えてもらったサイトで、利用者のコメント欄を参考にして選ぶようにアドバイスを受けて、私も実際に一度利用したことがあります。

Kiyokoさんのアドバイスと合わせてアパルトマンを借りるときのポイントをいくつか…。

― 物件の立地を地図などで確認しておくこと。交通量の多い道路に面している場合、騒音の問題があります。特に夏などは冷房が完備していないアパルトマンでは窓を開けて寝ることになりますから、睡眠障害になることも。私の場合は2階の部屋でしたが、早朝5時くらいに窓の下の石畳をゴミ収集車がやってきて各建物から巨大な金属のごみ箱を引き出していく音で毎朝目を覚まされました。

― エレベーターのあるアパルトマンを選ぶこと。パリの建物は、エレベーターを備えていないところもあります。重いスーツケースの上げ下ろしには、狭くて急な階段は大変です。エレベーターと言っても、人が二人も乗るとキツキツの狭いものが大半ですが、それでもないよりはましです。

2008_1026陽子のパリ旅行2008年9月0053― サイトの写真はどれも美しい部屋ばかりですが、実際に行ってみると、トイレのドアノブが壊れていたり、水回りに問題があったり、オーナー自身が電子レンジや洗濯機の使い方を知らない、など「えーッ!」という事態にたくさん遭遇します。でもそれも含めてのフランス生活です。日本のようにきちんと整備された住環境は特別なのだと知らされます。それでも数日もたつと、なかなか開かないドアの鍵にも「わが家的な」愛着がわいてくるものです。

2008_1026陽子のパリ旅行2008年9月0054― 長期滞在になればなるだけ賃料も割安になります。利用者のコメントなどを見ていると、同じアパルトマンにリピートして滞在する人もチラホラ。最初は短期間からトライして、ここは!という場所に出会ったら、次から1か月、2か月の滞在にのばして借りるというのがいいかもしれません。ホテル滞在ではアメニティーが不足しているくらいでも損をしたような気分になりますが、アパルトマン滞在だと、ドアの取っ手が壊れていようが、隣の住人の部屋の出入りのたびにこちらの部屋の壁まで揺れようが、Tant  pis !(仕方ない!)と思えてしまうから不思議です。

 

 

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パリのショコラティエ

7月 4th, 2015
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tour Eiffel

7月になると東京のほとんどのフランス人たちはバカンスでフランスへ帰って行きます。ビジネスマンのご主人様たちも3週間から4週間の休暇をとって家族と合流します。また、日本人もこの時期フランスへ旅行に出かける方が結構いらっしゃいます。 特にパリへ行かれた方はほとんどの場合「私のパリ」という気持ちになって帰っていらっしゃいます。「ほとんどの」と言ったのは、中にはパリジャンが冷たいとか、治安が悪いとか、マナーの悪い外国人だらけでフランスとは思えない、とかネガティブな経験をして帰っていらっしゃる方もあるにはあるからです。そんな中、インターカルチャーのサロンに参加してくださっている方々は、どちらかというとフランス、パリで楽しい思い出をたくさん作って、一度といわず何度も彼の地へ赴いているというタイプの方が多いです。そんな方々から「イチオシ」情報をおすそ分けしていただいて、これからフランス旅行のプランを立てようという方にも共有していただけたら…そんなわけでまずそのトップバッターにお願いしたのは、毎年少なくとも1回は仕事も投げ打ってパリに滞在するというAtsukoさんの情報です。

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私がParisに行ったら必ず買う、パトリックロジェのchocolatです。 数あるショコラティエの中でもお気に入りです。 特にガナッシュ系がおいしい♪ 写真の緑のballeの中はキャラメル、ライムの香りがしました。彼はすだちを使ったりもします。
現在のところ、日本にきていません。 本店はSceauxにあるそうです。(私は行ったことないです。春は桜がきれいで有名なところです) Parisでは、マドレーヌ、サンジェルマン、サンシュルピスにお店があります。 (Atsukoさん)


Patrick Roger のサイトを覗いてみるとboutique en ligne(オンラインショップ)からそのチョコレートも購入可能です。でもこの夏の時期は残念ながら販売休止!! Patrick ROGERは何と30歳のときに(*)MOF( Meilleur Ouvrier de France :国家最優秀職人賞)を授与されています。「味の彫刻家」とも呼ばれ、チョコレートで巨大モニュメントを作るなど注目のショコラティエらしいです。日本にはフランスの有名なショコラティエがかなりの数進出していますが、今のところ彼の作品はフランスへ行くか、オンラインショップでしか手に入らないということですから、パリへ行かれたら是非訪れてみてください。店舗もなかなかスタイリッシュでおもしろそうですね。

http://www.patrickroger.com/jp/

Wikipediaより
(*)国家最優秀職人賞(こっかさいうしゅうしょくにんしょう、Meilleur Ouvrier de France、MOF)はフランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度の技術を持つ職人に授与される称号で、その名誉は日本の「人間国宝」に相当するものと言われる。

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