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おフランス的花見

2016年4月18日 月曜日

九州熊本と大分が深刻な地震災害に見舞われていることは世界中のメディアが伝えているようで、昨年夏に帰国したマリ先生からもお見舞いのメールが届きました。

なぜか2011年の東北大震災も桜の花の時期でした。今回も桜の開花が日本列島を北上している最中に起こりました。そのためではないでしょうが、マリ先生が一緒に送ってきた写真もフランスのお花見。

photo par Marie

photo par Marie

パリ近郊のParc de Sceaux(ソー公園)は八重桜がまるで日本の桜のように密集して植えられているので有名らしいです。写真を見るとまだ五分咲きですが、ソー公園のウィキペディアを見ると満開の様子はかなりインパクトがあります。座っている人もいますが、立っておしゃべりに花を咲かせているグループも多い。座っている人たちはというと、スナックの袋にミネラルウォーターのボトルが転がっていたり、静かに紙コップでお茶らしきものを飲んでいるグループも。お弁当らしきタッパーが数段並んでいるグループもありますが、日本の上野公園や代々木公園のような「音」を感じない、静かな花見風景です。桜の木に横断幕がかかっていますが、「LES  TANUKI   A L’OUEST 日本」と読めます。これは?とインターネットで検索したところ、フランスの日本文化を愛する非営利団体の名前らしいです。フェースブックにソー公園でお花見をするイベントの告知が載っていました。「オベントウも持って来たらこれぞ日本のお花見」といった文も見られます。今、ヨーロッパ、とくにフランスでは日本文化がとても流行しているとよく聞きますが、納得させられる内容です。FBではお花見のときのベントウの写真もたくさんのっています。

https://www.facebook.com/Les-Tanuki-à-lOuest-651047488265349/

またこのページでは

pour les nostalgiques du bento dans le train …..c’est le moment (駅弁にノスタルジックを感じる人達に…今でしょ!)という投稿といっしょにおもしろい情報が掲載されていました。

「2016年3月1日からパリのリヨン駅で日本のJRが東京駅で販売しているものと同じ弁当を売り出す」

期間限定らしいですが、パリで駅弁の需要が見込まれるということですね。

photo par Marie

photo par Marie

なんだか嬉しいですね。ついこの前までは日本人の片思い的なフランス熱が目立ちましたが、今やそれに劣らずフランス人の日本文化に向ける視線の熱いこと。やっと「相思相愛」になれたでしょうか??

最後にソー公園の八重桜にも負けない、雅な桜、「白妙(しろたえ)」のアップでおフランス的花見にエールを送りま~す。

IMG_3908

photo par Sachiko

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