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フランス料理サロン:講座のご報告(2013年5月25日/28日)

2013年6月4日 火曜日

今回は、「男子厨房に入る」というテーマで、パテとデザート一品をヤスミナに習う予定でしたが…
25日(英語)は女性7人、28日(フランス語)は女性5人と男性1人という結果で、男性陣に送ったラブコールは見事惨敗となりました。そのうちまた懲りずに企画いたしますので、そのときは是非男性の皆様ご参加ください。この報告をご覧になったらその気になっていただけるのでは…。

ダイエット中のヤスミナ:
「どうしてダイエットを?」という参加者の方の質問に、「夏になるから」とのお答え。「ビキニを着たいから??」「薄着になるから??」という参加者の方々の憶測は裏切られました。「夏休みにフランスへ帰ると、おいしいものがたくさんあるから、つい食べてしまうのね。だから今のうちに体重を落としておくの。」彼女のダイエットは「サラダと豚肉以外の肉だけを食べる」というもの。炭水化物も甘いものも、ワインもご法度。ですから、食卓で彼女が食べたのはサラダ菜とチーズ少々のみ。ちょっぴりワインを飲んでいましたが。お手製のマカロンなんてとんでもない。すでに1週間続けているそうですが、よく不機嫌にならないものだと、感心してしまいます。しかも、毎日1時間くらい軽くジョギングしたりしているとか。以前より少しスマートになったかどうかは微妙です。わずか1週間のダイエットでは何とも…。にわかに自分のかつてウエストがあったあたりに手をやってしまいました。
とにかく今回は「ダイエット」には最悪のメニューです。そうとわかっていてもついつい両目を閉じて口へと運んでしまう「太らばもろとも!」の世界です。

― 田舎風パテ。(豚肉と鶏レバーがギューギューに詰め込まれた肉塊です!)
― りんごのカラメリゼ、スペキュロスクリームのヴェリーヌ
(マスカルポーネがたっぷり入ったデザート。シナモンの利いたりんごと絶妙なハーモニー!)
その他、4〜5種類のチーズにカイザーのパン。レッスンで習ったパテ以外に、ヤスミナが事前に作っておいた「鴨肉のパテ」(ピスタッチオとヘーゼルナッツが入っていて美味!)と「スパイシーパテ」(レッスンで作ったパテより香草がふんだんに入っています。これも美味!)さらにお手製のリエットまで並びました。デザートも毎度のことながらヤスミナ特製「マカロン」。(毎回、季節に合わせた色とフレーバーで登場します。)

25日は快晴。広々としたテラスに食卓が準備されていました。都心とは思えない静かな昼下がり。吹き渡る風が心地いいパラソルの下で、ピクニックのような楽しいランチが始まります。ワインの1本目はBourgogne Pinot Noir (ブルゴーニュ ピノノワール)。くせのない爽やかな後味ですが、決してパテに負けてはいません。次にチーズといっしょに出されたのはCôte du Rhôhe Mélodie du Rhône
(コートデュローヌ メロディ デュローヌ)。濃厚なチーズたちに負けないパンチを持ったワインです。フランス料理では、ワインは弱いものから強いものへと変えていくのがよしとされています。確かに軽やかな前菜から相当ヘビーなメインまでいきつくと、舌もちょっとやそっとの香りでは驚かなくなっています。
28日は薄曇りで風もちょっと強めに吹いていました。そこで食事は初夏らしく向日葵が飾られた室内のテーブルでいただくことに。デザートとコーヒーはテラスに移動。小さな竹林に囲まれたコーナーのソファで、おしゃべりが弾みます。「一刻千金」[素晴らしい時間をありがとう! ヤスミナ!

こぼれ話:
今回のパテ用には、豚の肩ロース肉と鶏レバーをミンチしましたが、そのRobot(フードプロセッサー)が優れものでした。[ Kitchen Aid ]のスタンドミキサー、アメリカ製です。色が何とも素敵な紫色なんですが、その機能がまたすごい。メレンゲなどのクリーム撹拌、肉などのミンチ、アイスクリーム、パスタ、パンなど、部品をちょこちょこと変えればいろんなことができてしまう!!本体だけでも5万円弱はするので、年に1回か2回しか使わないのでは、器械が泣きますね。ちなみにミンサーがなくても、肉屋で肩ロースを挽いてもらえば大丈夫だそうです。(ホッ…)

●ある参加者のお言葉:
「例えただの紙ナプキンでも、こんな風に2色の大小を組み合わせるだけでおしゃれになるのね。」

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