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フランス料理教室:講座のご報告(2012年11月27日)

2012年12月3日 月曜日

10月に引続き、ヴァレリ宅にて料理教室を開きました。定員5名という小さな教室はあっという間に満席になってしまい、1日遅れで申し込めず涙をのまれた方もいらっしゃいました。(すみません!)

今回は「秋のごちそう」がテーマです。
テーブルセッティング
まずは、テーブルセッティング。秋らしい辛子色のテーブルセンターの上に菊の花とかぼちゃ。そして柿をモチーフにした和紙製のランチョンマット。
欧米では墓に菊を供える習慣がありますが、(日本も同じですね。)最近では部屋の中でも菊を飾る人達が増えてきたそうです。<Tokyo>という名前の菊も売られているそうです。

●本日のアントレ:Rillettes aux deux Saumons(2種のサーモンのリエット)
ゆでた生鮭とスモークサーモンを合わせただけの超簡単レシピです。隠し味は、ディルやシブレットなどのハーブ。チコリにのせて一緒にいただきます。パーティーのワインのおつまみにお勧めです。白の冷たく冷やしたワインといっしょに。
※本日の白ワインは、Mouton Cadet Bordeaux 2011
●メインディッシュ:Boeuf-mode aux Carrottes(牛肉と人参の煮込み)
今回は牛のもも肉をどっさりのにんじんといっしょに煮込みました。にんじんのほのかな甘みとコトコト煮込んだ肉が柔らかく、さっぱりしていて美味。付け合せのクスクスをソースと一緒にいただきます。
※本日の赤ワインは、Château Paul Mas Coteaux du Languedoc 2010
●デザート:Flognarde(フロニャード)
Limousin(リムザン)地方でしか食べられないりんごのお菓子です。卵と小麦粉、砂糖、ミルクを混ぜて、スライスしたりんごに注ぎ込んでオーブンで焼くだけのシンプルなケーーキですが、りんごのかすかな酸味と甘みが後を引きます。この地方名産のりんごを使うケーキですが、日本のゴールデン、青森の王琳は、このリムザン地方のりんごの種を交配して作られたものだそうです。また、近年日本のりんご、ふじの種がフランスに渡り、栽培され始めたとか。フランスと日本のりんごのマリアージュですね。
本日の料理

追記:朗らかなヴァレリの人柄と、大きな窓から差し込む暖かい日差しのおかげで、(ちょっぴりワインの力も加わって)会話も弾み、すっかり長居をしてしまいました。皆様、「お腹がいっぱいで、晩ごはん作りのことは考えたくないわぁ!」とおっしゃりつつ帰路につかれました。ご参加の皆様
ヴァレリは、来年1月末ごろに「お菓子レッスン」を提案しています。昼過ぎから始めて、作った数種類のお菓子はティータイムにいただく、というレッスンです。
お呼ばれしたときや、お友だちをお茶の時間にお招きするとき、お手製のケーキが披露できたらステキですね。乞うご期待!!

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