外国人マダムと料理などの文化にふれあい会話を学ぶ|千代田区・飯田橋駅近 |IBSインターカルチャー

インターカルチャーとは

インターカルチャーとは

日本語レッスンが最初のIBSインターカルチャー

IBSインターカルチャーは、1997年に千代田区富士見の旧フランス人学校(Lycée Franco-Japonais )から徒歩2分の地で産声をあげました。3人の教師でスタートした日本語学校は、10年後には15人、そして現在に至っては20人の教師が指導にあたるまでになりました。

フランス語を理解できる教師がそろっていることと、その立地から日本語学校の生徒の9割がフランス人という特色をもっています。また、教師の全員が日本語教師能力試験あるいは全養協日本語教師検定試験の合格者で、豊富な経験と指導への熱意が評価され、今日まで生徒数を増やしてきました。 2011年3月の東日本大震災後、一時IBSインターカルチャーの生徒も多くが離日し、生徒数は激減しましたが、2012年からは緩やかながら回復しつつあります。

この15年余りの日本語指導を通して感じたことは、フランス人に限らず来日した外国人のほとんどが、真の意味での日本文化理解を果たせないまま日本を去っていくということです。一生懸命に日本語を勉強しても、実際に彼らが接触できるのはレストランの店員やタクシー運転手などの限られた日本人ばかりで、日本人の家に招かれたことが一度もないまま帰国する外国人も決して少なくありません。

一方で、異文化に関心を抱いている日本人は、来日する外国人の数倍、数十倍も多く存在しているにもかかわらず、彼らもまた異文化に接する機会に恵まれていないという現状があります。観光という形で、外国へ行く日本人、または日本へ来る外国人は大勢いますが、本当の意味での異文化接触―生活習慣、価値観などの違いを理解するためには、お互いが顔と顔を合わせて、見聞きし、話すことが必要だと思います。

語学レッスンと文化のコラボ

このように日本にいながら日本人と話す機会がない外国人と、外国のことをもっと知りたいという日本人との出会いの場として、日本語学校と平行して始めたのが語学カルチャー講座です。日本語学校の生徒の中には、料理、刺繍、アクセサリー、絵画、彫刻など様々な特技をもった人たちがいます。また、英語やフランス語を習いたいという日本人も多くいます。

この双方が出会えばどうでしょう。例えば、フランス人マリーさんは得意なフランスの家庭料理を日本人の花子さんとその友人たちに教えます。花子さんたちはレストランではみかけない料理を習いながら、フランス語も聞いたり、話したりします。おまけにマリーさんの自宅のおしゃれなインテリアを見て、まるで彼女のパリのお宅にいるような錯覚に陥ります。出来上がった料理を囲んでみんなで話すときには、テーブルセッティングも興味津々です。「そばちょこ」がデザートやコーヒーの容器に使われているのをみてびっくりします。

小さな子どもが挨拶に出てきて、みんなの頬にキスして回るのもフランス人の家庭ならではのこと。マリーさんは、料理を教えながら、花子さんのグループが熱心にメモを取って参加しているものの、余り質問も出ず寡黙なのを見て、「静かな礼儀正しい日本人」を実感します。それから食卓で、マリーさんは「日曜日は夫が料理をする日だ。」と話します。花子さんたちは顔を見合わせて羨ましそうに言います。「日曜日は一番料理が大変。」マリーさんは心から「私はフランス人の夫でよかったわ。」と答えます。 かくして、料理レッスンを通して、双方がそれぞれに観光旅行では知りえない互いの文化の違いを実感するのです。

東日本大震災のあと、日本人が暴動も起さず、駅の前で長蛇の列を作って粛々と電車が動くのを待っている様子などが海外のメディアに取り上げられました。フランスへ帰国してしまった生徒たちからもこうした映像をみて、「日本にいたときから感じてはいたけれど、日本人は本当に忍耐強い、礼儀正しいすばらしい国民だ」とメッセージをもらいました。また、このときすっかり音沙汰のなくなっていたかつての海外の教え子たちからお見舞いメールをもらった教師も大勢いました。

人が人として接することがお互いの理解を深め、個の「絆」はやがては国の「絆」ともなるでしょう。肩肘はらず、「隣の外国人」が「隣の日本人」と一緒に何かやってみる-IBSインターカルチャーが目指すのはそんな出会いの場です。

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