オーダーメイドの語学レッスン「日本語」「フランス語」|千代田区|IBSインターカルチャー

新着情報

フランス語アートサロン:アクセサリー・3月15日(金)開催

講座概要 募集完了(満員につき募集終了しました。)
■ 日  時 2013年3月15日(金)13:00〜16:30
(30分のティータイムを含みます)
■ 講  師 Frédérique HERMEN(フレデリック・エルマン)
■ 場  所 新宿区市ヶ谷
■ 最 寄 駅 都営地下鉄:大江戸線「牛込柳町」より徒歩7分
都営地下鉄:新宿線「曙橋」より徒歩10分
■ 参 加 費 ¥8,000-(材料費・消費税込)
■ 定  員 6人まで
■ 申込期限 3月4日(月)
■ 対  象 初級 中級 上級
■ 通  訳 有り

アートサロン:アクセサリー風景

「アートって何だろう?」
インターカルチャーは皆様にこの問いかけに答えを見つけていただくお手伝いをしたいと考えています。私たち日本人の大半は、「アート」は美術館などで鑑賞する「非日常的な」ものととらえているのではないでしょうか。ところが、フランス人たちにとって「アート」は鑑賞するだけでなく、自分たちで体験するもの、自分を表現するツールとして生活から切り離せないものらしいのです。

「フランス人の家にはピカソやロダンの卵がゴロゴロいる!!」
いろいろなフランス人にインタビューしてみると、全員が子供のころから学校だけでなく家庭で、家族といっしょに油絵や水彩画、コラージュ、彫刻、陶芸などを楽しんでいるようです。日本語学校に来ているあるフランス人のマダムは、一日雨に降られた日曜日に、家族(ご主人と4人の子供)みんなで絵を描いて過ごしたそうです。全員の作品の写真を見せてもらいましたが、下は5歳から上はご夫婦まで、それぞれが個性的でピカソやミロを彷彿させる出来栄え。しかもこれらの作品をリビングに飾って、美術館で作品の解説をするように「これは下の息子の絵」「これは娘の彫刻」などと、来客に見せるらしいです。子供の描いた絵を押入れに仕舞い込む日本人の家庭と違って、フランス人は子供の作品を、個性の表現として評価し、外部の人間にも鑑賞してもらう。これは子供にとってものすごい「励み」ですね。こうしてフランス人は幼少のときから「アーティスト魂」を叩き込まれていきます。

「アートの効力」
翻って日本人はというと、「恥の文化」の国民ですから、人様の前に自分の暇にまかせて描いた絵などを さらすのはもってのほか。「ブランド志向」が何よりも強い日本人は、来客に「棟方志功」の版画ならお見せできるけれど、家人の「版画」なぞ恥ずかしいし、少しもありがたくない。つまり、日本人にとって「アート」は生活のステイタスを表すツールの意味合いが強いように思います。ところが、実際に自分でアートを体験してみると、「ハマル」方がたくさんいます。昨年の「コラージュ」のサロンでは、時間の過ぎるのを忘れて皆さん、切り刻んだり、貼りつけたり、「没頭」というのはこういうことをいうんだなと実感いたしました。自分の人生の思いのたけを吹き込み、想像力の羽をのばし、時空間を縦横に駆け巡っている至福の時がそこにはありました。更年期障害でウツウツとされていた方のセラピーにもなったようです。早速、年賀状にコラージュを取り入れた方は、送った友人の方たちから大変喜ばれたと言っていらっしゃいました。自分も周りの人も幸せにする、それが「アートの効力」ではないでしょうか。

「アートのナビゲーター」
インターカルチャーのアートサロンは、少人数制です。従来の教室のように講師が一方的に指導するのでなく、ここでは講師の役割は「ナビゲーター」です。「こうしてみたら?」「こうやってみてもいいかな?」少ない人数だからこそ、対話が生まれ、参加者は講師の発想のバックグラウンドにある異文化が実感できます。一方の講師もまた日本人の参加者と緊密に触れ合えることで日本文化の理解が深まるに違いありません。アート、文化理解、講師との交流、インターカルチャーのサロンは、とても奥行きが深いのです!!

それで今回はアクセサリーです。アクセサリーはもちろんですが、講師との交流も楽しみのひとつです。 バリバリのキャリアウーマンが、夫の転勤でやむなく職場を去ったものの、新天地でBijoux(アクセサリー)という天職に出会い、パリでアクセサリーの学校を作るという夢に向かって頑張っています。そんな彼女の話もぜひティータイムには聞いてみたいものです。

ハートのペンダント

今回作るアクセサリーは、ハートのペンダントです。シルバーにクリスタルビーズを編み込み、その先にムラーノガラス(*)のハートが下がります。ガラスの内部にはシルバーが埋め込まれています。この重厚感のあるトップスはサテン紐に取り付けて着用します。サテン紐の長さは皆様のお好みに合わせて40〜60cmに調整できます。サテン紐の色はlie de vin(ワインレッド)。

ムラーノガラスは3種類の色からお選びください。
1)mauve(薄紫)
2)mauve foncé(深みのある紫)
3)taupe clair glacé(シルバーグレー)

ムラーノガラス

今回のデザインは、どんな初心者の方でも3時間以内に完成できるように工夫されています。しかも素材は高級感あふれるシルバーとベネチアンガラスです。夏のブラウスの胸元に、冬のセーターの上に季節を問わずお召しいただけます。

(*)verre de Murano: ムラーノガラス
Murano(ムラーノ)は、ヴェニスから1.5kmの海に浮かぶ島の名前です。13世紀に、ベネチアンガラスの職人たちはヴェニスの町からこの島へ強制的に移住させられました。彼らが使う炉がしばしば火災の原因になったからです。しかし、この移住がこの特殊なガラス製法の秘密を門外不出にできたともいわれています。ガラス製法の秘密を守るためこの島の職人たちは代々島を離れることを禁じられ、厳しく監視されていたそうです。17世紀、フランス王ルイ14世の統治時代には、ヴェニスの議会は、フランスへ出奔した職人たちが貴重なガラス製法を暴露することを恐れて、彼らを暗殺するよう刺客を送り込んだほどです。こうして1000年以上もの長きにわたり職人たちが研鑽してきた高度な技術から生み出されるムラーノガラスは、その混じりけのない透明感と色の美しさで高く評価されています。他に類を見ない美しさはガラス製造の過程で使用されるヴェニス湾の砂の質が大きく寄与しているともいわれています。

フレデリック・エルマン

講師:Frédérique HERMEN
(フレデリック・エルマン)のプロフィール

15年以上にわたって高級プレタポルテやオートクチュールの世界で働いた経験を持つFrédériqueは、ご主人の転勤のためアメリカへ移り住みました。そこでかねてからの夢だったアクセサリーデザインの勉強のためにBirmingham Bloomfield Art Centerに入学しました。その後、ご主人の日本への赴任が決まり、4年前に家族そろって来日。
東京ではHiko Mizuno College of Jewelry で現在も更なる技術習得のために勉強を続けています。大人だけでなく子どものためにもワークショップを開いて、アクセサリー製作の楽しさを広めようと活躍しています。

講座に関するお問い合わせ・お申し込みは

下記ボタンにて(フォームにリンクします)お問い合わせいただくか、
電話:03-3263-9396にてお願いいたします。

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